閑話 双紫異変T
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幽々子よりは量も速度も下だ。
「おかわりはあんまりないから」
「「(ガァーン)」」
そんなにショックだったか。絶望したような顔しないでくれ。俺の分は別の場所にある。
二人が食べているので、俺は別の場所で食べようと思ったのだが・・・
「俺の分が・・・食われている!?」
誰だ!俺のメシ食ったやつぁ!
ゾクリ
悪寒が走った。何かに見られている。自分の知らない誰かが見ている。監視されているような感覚。しかも、なめ回すように、張り付くように見てくる。
「・・・何処で見ているか知らないが、出来れば姿を見せてくれないか?」
返答はなかった。だが、視線は消えた。
「なんだったんだよ、一体」
気味が悪い。あんな体験は二度とごめんだな。さて、メシメシ。あ、
「誰だぁ!俺の分食ったやつぁ!」
木々に留まっていた鳥たちが、一斉に飛び立ったそうな。
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「あんたって色々片寄ってるわね」
開口一番、そんなことをのたまわれた。幻想郷での基本、つまりは飛行と弾幕である。俺は飛行はあっさりと出来たのだが、弾幕は殆ど張れなかった。まあ、最初よりは進歩したからいいが。
「まあでも、すぐに飛べるようになったのは才能だと思うぜ」
「そんなことはいいですから、当初の予定通りに、博れ・・・じゃなくて霊夢さんの言っていたお店に行きましょうよ」
どうも、霊夢と呼ばされるようになった幽璃です。香霖堂に行く前に、空飛べないと遅いと言われたので、空を飛ぶ特訓をしていました。一時間ぐらいで飛べるようになった。やっぱりすぐ飛べるようになる二次小説オリ主みたいにはなれないな。弾幕は精々十発同時が限界。空は以前も飛んでいたから楽に飛ぶことは出来た。
俺は男だと、強化が上手くなるらしい。霊弾(D)結界(A)強化(S)ってところか。もっとも、そこまで強くできる訳じゃないが。
「じゃっ、行くわよ」
二人は浮かんで飛ぶが、俺は、魔理沙の箒を掴んで、浮かぶだけ。理由は単純、飛べるが遅いんだよ。だから浮かんで箒を掴んで飛ばしてもらう。
「じゃあ、しっかり掴まっていろよ!」
魔理沙の声と共に、俺は空に飛び立った。が、
「(風圧すごい風圧すごい!)」
皮膚が引っ張られそうなくらいの速度で飛んでるよ。まともに喋ることすらできない。結界を張って風圧から身を守る。あっぶねえ。息すらできなくなりそうだ。
しかも結構高度があるな。地面に足つけて戦うことばっかだったからな。飛翔はしたが、飛行はしていなかったらしい。
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