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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第四十七話
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僕達を睨み付けたまま、そう淡々と言っていくラザリス。そしてその視線は…メリアの前で止まった。


「…ディセンダー、君もね。僕と、僕の世界を守るディセンダーになってくれよ。…来ないかい、一緒に」


「…ラザリス…っ」




ゆっくりとメリアに向けて手を伸ばしそう言ってくるラザリスに、メリアはラザリスを見たまま僕の手を握る。


「…そうかい…。…なら…」


『『『!?』』』


メリアの反応に、再びラザリスの表情は消え呟くと…突如地面が揺れ始めた。
これは…っ!?


「…っ…!?」


「メリアっ!?」


地震が徐々に落ち着いていくと同時に、メリアが倒れそうになり慌てて支える。

…そして地震が落ち着き、ラザリスの方を見ると…ラザリスとジルディアの民の姿は消えていた。


「…ラザリス…行ったのか…」

「そう…みたいだね…。…メリア…?」


ラザリスが消えたのを確認していると、支えていたメリアが離れ…ジルディアに侵食された大地に近寄った。
…まさか…っ!


「メリアっ!流石にこの範囲での力の使用は…」


「…きっと…大丈夫っ!」



そして…光がその場を包んだ。



――――――――――――



…メリアの力によって、カダイフ砂漠のジルディアの侵食は消え、なんとか風来草のドクメントの採取に成功した。
そして、その風来草のドクメントによって、ようやくツリガネトンボ草のドクメントは完成した。

…だが、メリアはジルディアの侵食を元に戻す際の力の大幅利用で倒れてしまった。





力の使いすぎによる疲労…。流石にこれからは彼女の力を簡単に多様出来ないだろう。

そして…カダイフ砂漠での地震の正体。それは…ジルディアのキバの『二本目』の出現を意味していた。

…残る材料のドクメントは一つ。そして、それを作る数のドクメントは未知数。…出来る限り早く、ドクメントを見つけないと…。


――――――――――――



「――やぁ、気分はどうだい?」


「――最高だよ。上手く身体に定着してくれて…実に最高の気分さ」


――何もない、黒の空間の中でラザリスは目前に立つ男に問うと、男は自分の姿を見ながら満足そうにそう言った。


「そうかい…。なら、君もそろそろ準備をしといた方がいいよ。ヤツらとはそう遠くないうちに、戦うと思うからさ」


「了解したよ。君にもらった『命』と『力』…存分に使って、アイツらを殺してあげるよ。フフ…フヒャヒャヒャヒャヒャヒャっ!!」



ラザリスの言葉に男は小さく頷くとそう言い、不気味に笑い出すと、身体の一部からラザリスと
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