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鉄槌と清風
35部分:34:退院祝い
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ったら出してやるよ」

 「でも、なのはもヨシヒコも無事でよかったよね」

 からかうはやて、赤くなって混乱するヴィータ、比較的落ち着いた様子の良彦に、フェイトが優しく微笑みながら頷いている。

 「そうね、一時はどうなるかとおもったけど、万事解決よね」

 「そうだね、二人とも無事でよかったよね」

 さらに頷くアリサ、すずか。

 「んぅぅ、ごめんねよしくん」

 「それはもういいって、いったよな、なのは…そうだな気にするなとは言わないから、無理するなと言わせてくれ」

 「うん、ちゃんと週に1日は休むようにしたよ、大丈夫」

 「なら、いいさ…しかし、美味いな、皆で作ったのか?」

 なのはの肩をぽんと叩き、話題を変える。
 皆が顔を見合わせ…

 「大半ははやてよね、慣れって偉大だわ」

 「うん、私たちは少し手伝っただけだったね」

 「料理のかわりにお母さんと一緒に、ケーキつくったよ」

 「なのはは、主役だからって言ってるのにやめてくれなくて」

 「ま、長い事食事の支度やら一人でやってたしな、そこは任せて欲しいわ」

 アリサ、すずか、なのは、フェイト、はやてが言い合い。

 「ケーキもアイスも楽しみですぅー」

 とツヴァイが言っていると、入口から声。

 「お待たせしました、主…そして、おかえりマスター」

 そこには荷物をもったアイン。

 「ごめんな、お使いさせてもうて」

 「いえ、問題ありません…これを」

 手渡すのは小さめのリュック、それを

 「ほい、ヴィータ」

 「なんだよこれ、はやて?」

 「退院したばっかりで大変な良彦君をちゃんと世話するんやで?」

 「はぁー?、聞いてねーぞそれ、アイン、ツヴァイ!?」

 「というか、なんでヴィータなんだ、アインでいいじゃねーか」

 言うはやてに、混乱するヴィータと良彦。

 「ツヴァイも今初めてきいたですぅ」

 「荷物をと言われて、用意されていた物を持ってきただけだが?」

 「はやて、最初から仕組んだのか!」

 「何言うてんねん、放っといたら良彦君明日からランニングとか始める気やで」

 その言い合いにびくっとする良彦。

 「良彦…てめぇやる気だったな…あー、分かったよなのはも心配だし、泊まるよ!」

 「よっしゃ、それでこそヴィータや」

 怒ったように言い切るヴィータに、サムズアップする良彦。
 周りは苦笑し、良彦は頭を抱えている。

 「んー、それじゃさ、今日だけ皆でとまらない?」

 そこへ、追撃のアリサ。

 「いいね、よしくんの家に泊まるの久しぶりだし」

 「いいの、かな?」

 「
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