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MS Operative Theory
ドムの開発A
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??ドムの開発理由と投入技術??

 ジオン公国軍における局地戦用MSはU.C.0076,12から開始された。その中で陸戦用MSの開発も行われた。この中でZIMMAD社は、ホバー走行によって二脚歩行よりも機動性に優れるMSの開発に着手。

EMS-04(ヅダ)などを通じて培った熱核エンジン技術を応用し、大型フレームの機体に高い機動性を与えることに成功した。


■ZIMMAD社の局地戦用MS設計

 ZEONIC社がグフ・シリーズに飛行能力を与えようとしたことに対し、ZIMMAD社はホバー走行による機動性の確保というプランを採用した。

飛行式に比べ、ホバー式のほうが重量の制限がなく、重装化に適していたことが、ZIMMAD社がホバー式を採用した理由の一つであることは確実である。起動兵器は概して重装化する傾向にあるため、キャパシティと機動性を両立できるホバー式はメリットが大きかったのである。


▼熱核ジェット?ロケット・エンジン

 「火星」エンジンや「木星」エンジン、水陸両用MSのハイドロ・ジェット・エンジンに見られるように、ZIMMAD社は高い推進器技術を有していた。

新型の「土星」エンジンの推力は80tを超えるMSに十分なホバー走行能力を与えたのである。このようにドムがその本体重量と比較しても高い機動性を発揮し、さらに高度な戦闘能力を獲得したことも、この「土星」エンジンに因る部分が大きい。


▼ビーム兵器の採用
 腰部に設置された各藩王ジェネレーターは1,269kWと当時のジオン公国軍製MSの中では突出して高く、ビーム兵器の稼働も可能な出力を持つと考えられた。

このため左胸部に拡散ビーム法が装備されたが、ビーム兵器を稼働させるには出力が不足していたため、目くらまし程度の効果しか期待できなかった。また、敵機のビーム兵器を露散させることも可能であった。



??開発地と生産地??

?宇宙からキャルフォルニア・ベースへの開発地移転

 U.C.0078にZINNAD社でホバー式MSの開発が開始されたという説を信じるなら、ドムの開発は初期にはサイド3かグラナダで、そして地球降下作戦後にキャルフォルニア・ベースに移され、YMS-09D(ドム・トロピカル・テストタイプ)への改修や実地試験が行われたとされる。


?キャルフォルニア・ベースを中心とした生産体制

 初期の生産地はサイド3やグラナダ、本格的な量産はキャルフォルニア・ベースで行われた。MS-09F/TROP(ドム・トローペン)やMS-09G(ドワッジ)など陸戦用改修機もキャルフォルニア・ベースで、MS-09R(リック・ドム)MS-09R-2(リック・ドムU)はグラナダの生産ラインが使用された。



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