暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
術式
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だった。

「よい。それより東の森のポーリュシカの場所は解るな?」
「ウィ」
「石化を治す薬があるかもしれん。行ってこれるか?」
「ウィ!そーゆー仕事なら!」

マカロフの頼みを快く引き受けるリーダス。
すると――――――

「ごあーーーーーーーーーっ!」

ナツが目を覚ました。

「あれ!?ラクサスはどこだ!?」
「起きたー」
「つーか誰もいねぇ!」

気絶している間にギルドメンバー全員が出て行った事を知らないナツは辺りを見回す。

「じっちゃん!何だこれ!?」

近くにいたマカロフに疑問をぶつけるナツ。

(ナツが本気になれば・・・もしかして・・・)

可能性を感じ、マカロフは叫ぶ。

「祭りは始まった!ラクサスはこの街(マグノリア)の中におる!倒してこんかい!」

ラクサスを倒して来い、というマカロフの命令を、ナツが断るはずがない。

「おっしゃああああっ!」

嬉しそうに声を上げる。

「待ってろォラクサスゥゥ!」

ドドドドド・・・と凄まじいスピードでナツはギルドの入口へと走り――――――――

「!」

―――――――出られなかった。

「何コレ?」
「「「えええええっ!?」」」

なんと、ルールに引っかかっていないはずのナツも、術式のせいで外に出られないのであった。











「いたか、アルザック!」
「こっちにはいない!そっちは!?」
「手がかりなしだ!」

一方、こちらはマグノリアの街の中。
ジェットとドロイ、アルザックが手分けして4人を探し、集合していた。

「くそォ・・・あいつ等・・・よくもビスカを・・・許さねぇ!ラクサス!」
「おい・・・落ち着けよアルザック!」
「落ち着いてられるかよっ!3時間以内にラクサスを倒さねぇと!」

苛立ちを近くの箱にぶつけるアルザック。
その瞬間、地面に文字が現れる。

「!」
「何だ!?」

その文字は壁を作り、3人だけの空間を生み出す。

「うお!?」
「しまった!」
「術式!?」
「街の中にも術式のトラップが張り巡らされてんのかよ!」
「こりゃ最初にフリードをやった方がいいな」

そして、ルールが現れる。
それを読んだ瞬間・・・3人は驚愕した。

【ルール:この中で1番強い魔導士のみ、術式の外へと出る事を許可する】

そのルールが示すのは・・・

「え?ど・・・どーゆう事だ?」
「俺達で潰し合え・・・と?」

1番強い人間を決めるのは、拳同士の勝負しかない。

「んな事出来る訳ねぇだろ!クソォ!」
「ひきょーだぞ、フリード!」

ジェットとドロイが叫ぶ。
が、アルザックは俯き、ただ一言呟い
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