第5章 契約
第80話 勝利の後に
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。ティターニアの話して居る内容は概ね事実です。精霊と人間の契約は、基本的に人間が死亡した時が別れの時。それに、彼女と契約を交わしたのは、ノートル=ダムの聖堂の前。……それの、我が貴婦人像の前でしたから。
ただ、彼女を妻として娶った心算は有りませんが。
さて、いい加減、この不毛なやり取りに介入をした方が良いかな、などと呑気な事を考えて居る俺。
しかし、事態は俺が考えているよりも更に過酷な……。いや、因りショウもない方向へと舵を切る事と成る。
そう。行き成り俺の胸倉を掴み、自らの顔の方に引き寄せる崇拝される者ブリギッド。かなり整ったその容貌に、炎のように燃え上がる瞳が爛々と輝く。
そして、
「やっぱり、アンタも胸が大きい方が好みなの!」
……と、今までの話の流れで、何処をどう解釈したら、そう言う疑問が浮かんで来るのか判らない内容を、物凄い剣幕。所謂、柳眉を逆立てると言う雰囲気で問い掛けて来るブリギッド。
ただ、この場。俺の周囲に居る少女たちの中で言うのなら、身長では湖の乙女とアリアはほぼ同じ。心持ち、アリアの方が高いと思うので、バストに関してもどっこいそっこい。
そして、タバサとブリギッドは彼女らよりも十センチほど低く、胸に関しては、同じぐらいの身長の相手。つまり、小学生程度の少女と比べると平均的なんじゃないかな、と言う程度。
もっとも、地球世界の小学生の平均的な胸囲など知らないのですが。
しかし、ティターニアに関しては、間違いなく多産系の大地母神、と思わせるだけのバストを持って居るのは間違い有りません。
身長は、ほぼ一センチ刻みぐらいで、上からアリア、ティターニア、湖の乙女。この順番だと思いますが、
バストに関しては、ティターニア。それから十センチは離れて、アリアと湖の乙女。……と言うぐらいの雰囲気ですか。
当然、残りの二人は更に十センチぐらいマイナスだと思いますね。
おそらく、魔法学院のメイド。シェスタよりも身長ではティターニアの方が低いとは思うのですが、胸のサイズから言うと同じぐらいか、もしくは彼女の方がやや大きい、と言うぐらいの雰囲気。
正に、トランジスタグラマーと言う、小柄で有りながら均整の取れた女性を表現する言葉が相応しい少女で有るのは間違い有りません。
ただ……。
「あのなぁ、ブリギッド。この状況下で、行き成り大きい胸の方が好みなのか、と聞かれて、ハイそうです、と答えられる訳がないでしょうが」
胸倉を掴んだ手をゆっくりと外してやりながら、かなり疲れた雰囲気を醸し出しつつ、そう答える俺。もしもそのような問い掛けに、はい、そうです……と答えられるのは、筋金入りのアホか、ヒーローのどちらか。
それに、精神的にも。更に、肉体的にも疲れて居たの
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