スーパーロボット大戦OG外伝
0495話
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無いのか?」
俺とコウタ、ラウルの会話を聞いていたユウキの声が聞こえて来る。
やっぱり俺を疑っていた、か。まぁ、慎重派なユウキらしいと言えばユウキらしいんだがな。
「おいおいおいおい、あんまり俺を放っておかれると嫉妬しちゃうぜ!」
その声と共に、ミロンガへと突っ込んでくるアガレス。
その拳や蹴りを回避しながら再度コウタへと通信を送る。
「取りあえず、お前にとってもこいつらは敵って認識でいいんだな?」
「ああ。ただしショウコの事を聞かなきゃいけないからな。程々に弱らせてから捕まえないと駄目なんだけどな」
ミロンガの首を狙って放たれたアガレスの蹴りを、機体制御用のバーニアを少しだけ噴射して横へと移動。回避する。
「それは俺と戦っているこいつか?」
「いや、浅草で出て来た雷様の方だ」
コンパチブルカイザーの顔が、無明と激しい斬り合い、殴り合い、蹴り合いをしているヤルダバオトの方へと向けられる。
「くそっ! 俺以上の速さを持ってるだと……こいつ本当に何者だ!?」
アリオンの吐き捨てるような台詞と共にコックピットを狙って放たれた拳を、バーニアを噴射して真上へと回避。そのままさらにバーニアを噴射して、宙返りの要領で回転しながら……
「加速!」
精神コマンドの加速を使用し、そのまま逆落としの要領でアガレスへと突っ込んでいく。……右腕のビームソードを突きだしたままで。
「うおっ!」
さすがにその行動は予想出来なかったのだろう。アガレスと言えども咄嗟には回避が出来ず、その右拳を手首からビームソードで斬り飛ばされてあらぬ方へと飛んで行く。
「……ちぃっ、さすがにダメージを受けすぎたか? 修羅神の修理は時間が掛かるってのによ」
確か修羅神は自己再生の能力があった筈だ。斬り飛ばされた右拳を修復できるのかどうかは分からないが、本人が言ってるからにはその辺も大丈夫なんだろう。
「まぁ、今日はそこそこ戦いを楽しめたからな。この辺で退かせて貰おうか。……ムウ・ラ・フラガとか言ったな。お前の名前、忘れないぜ」
アリオンはそう通信を寄こし、自慢の速度を活かして戦場を去っていく。
……すまん、ムウ。お前の名前がこっちの世界でいい意味でも、悪い意味でも広がっているような気がする。もしOGsの世界に来る事があったら月夜のない晩には気を付けてくれ。
そしてアガレスが撤退したのにタイミングを合わせてヤルダバオトとヒュポクリシスもまた撤退していく。ヤルダバオトの方は装甲にかすり傷程度の損傷しか受けていなかったが、ヒュポクリシスの方はダイゼンガー、エクサランス、ラーズアングリフ・レイブン、ランドグリーズ・レイブンの4機に集中攻撃をされてかなりのダメージを受けていたので、
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