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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0495話
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ガネの部隊4機による集中攻撃を食らっており、圧倒的にこっちが有利な状態で戦闘が進んでいる。
 さて、取りあえずはそろそろ戦況を動かしたい所だが……
 こっちの様子を窺うように待ち受けているアガレスへと視線を向け、ミロンガを速度をさらに上げる。そして同時に。

「加速!」

 精神コマンドの加速を使用し、バーニア全開の状態からさらに1段階上の速度へと。

「ばっ!」

 ミロンガの速度が予想外だったのだろう。驚愕の声を上げるアリオンとの距離を一気に縮め、ビームソードを横薙ぎに一閃。

「っとお!」

 しかしさすがに上級修羅と言うべきだろう。その一撃を間一髪の所で回避したアガレスはそのまま背後へと飛び……

「逃がすか! 覚醒!」

 ミロンガのビームソードの一振りした隙を突き、背後へと下がったアガレス。それを追うべく精神コマンドの覚醒を使用する。
 次の瞬間、覚醒の効果による不思議な力がミロンガへと染み渡り、タイムロスの類を無くして再度の行動を可能とする。そのままバーニアを全開にし、アガレスとの距離を詰め……
 その瞬間だった。唐突に1機の特機が戦場へと乱入してきたのは。
 それは、ミロンガの2.5倍はあろうかという巨大な赤い特機。浅草で見たコンパチブルカイザーに違いない。

「ちぃっ!」

 バーニアを全開にしていた状態で一瞬だけでもその特機に目を奪われたのが原因だったのだろう。本来であれば手足の1本をビームソードで切断して撤退させるつもりだったというのに、装甲に軽く傷をつける程度のダメージでアガレスがこちらの射程外へと離れていく。

「何だ、今のは……お前、ただの操者じゃないな?」

 再びオープンチャンネルで聞こえてくるアリオンの声だったが、その声は最初のようなふざけた様子は消え去った真面目な声音だ。

「さて、どうだろうな。至って普通の人間……と言いたいところではあるがな」
「おい、そこにいるのはムウか!? そっちは……確かあの時の、ラウルとか言ったか」

 アガレスがミロンガと距離を取り、そのまま向かい合っているとコンパチブルカイザーからの通信。
 敵の動きを見逃さないようにしながら通信へと応じる。

「ああ、久しぶりだな。まさか宇宙で出会うとは思ってなかったが」
「それはこっちもだよ。俺はちょっと妹をそいつらに誘拐されてな……」
「待て。ロア、お前あのミロンガに乗ってるパイロットを知ってるのか?」
「ん? あぁ、ちょっと前に浅草が襲われた時に協力してもらったんだ」
「……このパイロットで知ってる事は?」
「あん? ムウ、お前もしかしてラウル達と敵対してるのか?」
「さて、少なくてもこの場では共闘しているんだがな」
「ムウ、か。やはりイスルギ重工の手の者で間違い
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