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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第229話】
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は篠ノ之さんだよ? 専用機持った子も、持たない子も皆想定しながら訓練してるし――」

「ふん、私は私だ。 制限大会が決まった時に考えればいい」


 刹那的な考え方に、流石の未来も苦笑するしかなかった。

 しかし、レギュレーション決めて模擬戦するのって、技術あげるには避けて通れない道だと思うが?

 これから先、絶対単一仕様禁止やら、次世代兵装禁止、または制限。

 他だと与えられた武器のみの大会とかもあるかもしれないのに……。


「……未来、篠ノ之がそうしたいならそうさせればいいさ」

「……そうだね。 でも篠ノ之さん? 後で慌ててからだと後の祭りだからね?」

「ふん、余計なお世話だ」


 未来の言葉も届かず、篠ノ之は腕を組んだ未来を見ていた。


「……箒、せっかく未来が色々言ってくれてるんだぜ? 少しぐらいは聞いても――」

「ま、全く聞いてないわけではない。 この程度の事など、既に想定しているのだ。 だから今さら言われてもお節介にしか思わないのだ、私は」

「……そっか。 まあわかってるなら俺はいいんだけどな。 ……じゃあ、飲み物買いに行こうぜ?」


 そう一夏が言うと、先頭を歩き始めて篠ノ之はしぶしぶと一夏の後ろについていった。


「……余計なお世話だったかな?」

「……どうだろ? 一度学園の先生に本気で叱って貰えば少しは丸くなる気がするが――残念ながら、やはり篠ノ之博士の妹ってのでなかなか怒れないらしいしな」


 そう呟きつつ、俺と未来は二人を追うようについていった。

 その間、未来も少し思い悩んでいたのか、口数の少なさが凄く気になった……。
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