暁 〜小説投稿サイト〜
リュリュちゃん日記
ソルムンド暦177年7月16日

[8]前話 [2]次話
お出かけ2日目。
今日もお父さんの事をいっぱい聞いちゃいました。

お父さんはデルコさんの命の恩人だそうです!
デルコさんとマリソルさん(デルコさんのお姉さん)が何日もまともにご飯を食べてなく、死にそうになっている時に、お父さんが現れてご飯とお風呂と寝る所をくれたんだって!

そして、そんなデルコさん達の状況を見て、怒っちゃったお父さんは、ラインハットの偽太后をやっつけちゃったんだって!!
デルコさんってばお父さんの事を凄く尊敬しちゃってるの!
私も尊敬しちゃう!!

今日、私達は『山賊ウルフ』と言うモンスターに襲われました。
4匹の山賊ウルフは素早く動き私達を攻撃してきます。
でも、デルコさんがあっと言う間に倒しちゃいました。

デルコさんって強いんですねって言ったら、
「俺なんかまだまだです。リュカさんなんかは、ラインハットの兵士達が束になっても傷一つ付けられなかったモンスターを一瞬で倒してしまうんです! 憧れます!!」
だって!!

強くて、格好良くて、優しくて、ともかく凄いお父さん。
でも、そんな完璧な人なんて居るのかな?
きっとお父さんにも欠点ってあるよね。

私、お父さんの全てを知りたいの!
だから聞いちゃった、お父さんの欠点を…そうしたら…
「リュー君に欠点なんてあるわけないじゃない!! ちょ〜凄いのよ! ちょ〜格好いいのよ!! ちょ〜優しいのよ!!!」
「そうです!! リュカさんに欠点なんてありません!! 完璧なんです!!」
って、怒られました。

でも人って、欠点があった方が素敵だと思うんです。
だから、会う事が出来たら自分で探そうと思います。
素敵なお父さんでいてほしいから。




[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ