バトル・オブ・フェアリーテイル
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ぇ・・・」
その瞬間、石化したルーシィの頭上で雷光が煌めく。
「よせぇ!」
マカロフが叫んだ瞬間―――――
「大空守護!」
風の膜がルーシィを包み、守った。
雷は風に当たり、逸れる。
「ほぅ・・・ルーレギオスか」
ラクサスの目が、ルーに向けられる。
常に呑気な子犬も、時には鋭い牙を現す。
「いくらラクサスでも、ティアとルーシィに危害を加えようっていうなら容赦しないよ」
「奇遇だな、ルー。俺もだ。ミラを石化させたっつーのもムカつくが、それ以上何かしようってならマジで消す」
「許さんぞドレアー・・・斬られる覚悟は出来ているんだろうな」
ルーに続き、アルカとクロスもその表情を怒り一色に染め上げる。
が、当のラクサスは全く動じない。
「この女達は人質に頂く。ルールを破れば1人ずつ砕いていくぞ。言ったろ、余興だと」
「冗談で済む遊びとそうはいかぬものがあるぞ、ラクサス」
「もちろん、俺は本気だよ」
マカロフの顔にも怒りが表れる。
「ここらで妖精の尻尾最強は誰なのかをハッキリさせようじゃないか」
「―――――つう、遊びだヨ」
『あそびー』
ラクサスに続き、フリードとビックスローが口を開く。
「ルールは簡単。最後に残った者が勝者」
そう言って、ラクサスはニィッと口角を上げ――――――――
「バトル・オブ・フェアリーテイル」
宣言した。
その瞬間、テーブルが舞う。
全員の視線がそっちに向き、そこにいたのは―――――
「いいんじゃねぇの?解りやすくて。燃えてきたぞ」
「ナツ!」
完全復活したナツだった。
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