バトル・オブ・フェアリーテイル
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ーー!』
そこから現れたサルディアはルナティックロアと融合した状態でおり、桃色の髪はそのままに背中から天使の羽を生やしていた。
そして右手を振るい、金色の光を撒き散らす。
「なかなかやるじゃねーか、サルディア」
「流石、と言ったところか」
「だが優勝は渡さん」
チームメイトにも配慮なし。
それがクロスである。
そんな会話をしてる間にもサルディアはステージを後にしていた。
『エントリーNо,3!新加入ながらその実力はS級。雨もしたたるいい女!ジュビア・ロクサー!』
続いてはジュビア。
アピールタイムになると同時にその体を水へと変換させる。
「うわぁ!体が水になった!」
「すげぇ!」
それだけでも声が上がる。
体が元に戻ったジュビアは――――
『オオオ!水着が似合う演出をつくり出したーーー!』
「グレイ様、見てますか!」
「またしても色仕掛けか!」
カナ同様水着になり、膝辺りに魔法で波を生み出していた。
そしてやっぱりグレイである。
『エントリーNо,4!魔王の名を持つ優しき妖精!ヒルダ・ディザスター!』
「魔王言うな・・・」
自分のキャッチコピーにヒルダが眉をひくつかせながら登場する。
その手には愛用の杖、セルリヒュール。
「行くぞ、セルリヒュール!レインボーブレイカー!」
吼え、杖の先をギルド天井に向け、文字通り七色の砲撃を放つ。
赤、オレンジ、黄色、緑、青、藍色、紫の砲撃が扇状に動きを止め、ヒルダの命令を待っている。
「からの・・・エラリケーションザンバァァァーーー!」
小さく跳び、魔力で構成された鎌の刃を付けたセルリヒュールを振るう。
七色の砲撃は粒子と化し、観客席に降り注ぐ。
『これは綺麗な虹の雨!一瞬でギルドに虹がかかったぞーーー!』
歓声に溢れる観客席を満足げに見たヒルダは小さく礼をし、舞台袖へと姿を消した。
『エントリーNо,5!ギルドが誇る看板娘!その美貌に大陸中が酔いしれた!ミラジェーン!』
「待ってましたー!」
「優勝候補ーっ!」
「本物だぁ!」
「本で見るより可愛いなぁ」
さすがは看板娘。
登場しただけで大歓声が上がる。
中でも1番興奮しているのは―――
「うおおおおおおおっ!ミラきたぁーっ!頑張れミラァァァァーーー!」
言うまでもなく、アルカである。
『さあ、アピールタイム!』
「私・・・変身の魔法が得意なんで変身しまーす」
そう言って、ミラは得意の変身魔法をかける。
その姿は―――――――
「顔だけハッピー」
『えーーーーーーーーーー!?』
言葉通り、顔だけがネコのハッピー。顔以外はミラという、何ともシュールな姿だった。
これには観客も落
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