バトル・オブ・フェアリーテイル
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ろいろ大変だな」
「もしゃもしゃ」
「つーかお前、興味ねぇだろ・・・コレ」
マックスを見てグレイがそう言うが、隣に座っているナツは無言で食べていた。
そして出場していないのに張り切っているメンバーもいる。
「今年の優勝はミラだな。じゃねぇと面白くねぇだろ」
手にミラの名前が書かれたグッズを持つアルカ。
「何言ってんのさアルカ。ルーシィが優勝しないと家賃が大変なんだよ?」
収穫祭前ギリギリに腹痛が治ったルー。
「どーするよクロス。サルディアもヒルダもティアも出るんだぜ?誰を応援」
「姉さんに決まっている」
「聞くだけ無駄だったな。んで、もちろんライアーはティアだろ?」
「な、何を・・・!当然、チームメイトのサルディアとヒルダも応援するぞ」
問いに超真剣な顔で呟くクロス、呆れたような表情のスバル、そしてライアー。
とりあえずこいつ等は張り切って応援するようだ。
『エントリーNо,1!異次元の胃袋を持つエキゾチックビューティ!カナ・アルベローナ!』
マックスの紹介と共に、一番手のカナがステージに登場する。
『さあ・・・魔法を使ったアピールタイムだ!』
カナは自分の魔法、魔法の札をパラパラと宙に舞わせ、自分の体を隠すように纏わせる。
『おおっと!カードがカナの姿を隠して・・・』
シャシャシャ、とカード同士が掠るような音が聞こえ――――――
『水着に着替えたーーー!』
カードがはじけ飛んだと同時に現れたカナは、水着姿になっていた。
瞬間、観客が歓声を上げる。
「50万・・・いいえ、酒代は頂いたわ」
彼女の目的は言うまでもなく酒代である。
得意げに言い残し、カナはステージから去っていった。
「水着・・・!?ずるい」
「なるほど・・・その手があったか」
そんなステージの様子を舞台そでから見ていたルーシィとエルザが声を零す。
「――――って!エルザも出るの!?」
「ふふ・・・勝負と聞くと、つい燃えてしまうのだ」
強さと美しさ、両方を兼ね揃えるエルザの出場を聞き、「や、家賃が遠のいて・・・」と呟くルーシィ。
『エントリーNо,2!その愛らしい笑顔でギルドに祝福を導く才女!サルディア・ルーナサー!』
ステージに姿を現したサルディアはお辞儀をすると、すぐさま魔法陣を展開させる。
「力を貸して!召喚!ルナティックロア!」
詠唱が終わると同時に姿を現したルナティックロアは、ただ静かに頷く。
「お願いね」と小さく呟いたサルディアの手を取り、目を閉じた瞬間、風が起こった。
『おっと!サルディアとルナティックロアが手を繋ぎ・・・』
そして、風が晴れた。
『サルディアが天使になったー
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