34部分:33:絶対安静(笑)
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そうだよ、基本はな、魔法が無いとできない技はリンカーコアのなかったリトの子供に覚えられなくて、純粋に武術として教えられたのが始まりらしい」
「構えや、投げのときに相手の力利用するの、とかか」
「だな、魔法ありでもなしでも、『弾き』で相手の攻撃の方向をずらしてそれを利用して投げたり、できる隙の間に『捌き』でよけたり、だな」
「他に何かないのか、それだけじゃ、自分から攻撃しずらそうだぞ?」
「あるんだけど、まだ使えないんだよ…ある程度力がないと威力がでないから、まぁもう一寸大きくなって体ができればできると思うけどな」
「ふーん、良彦が大きく、ね…想像できねーな」
「うっせ、一応父さんも爺さんも、165くらいはあったんだから、俺もそれくらいは」
「…気のせいか十分ちっちゃいくねーか?」
「そういう家系らしい、リトもそんくらいだったし」
痛み止めが効いてるのか、若干ぼうっとした感じでしゃべる良彦、普段なら怒る所も今は反応が薄い。
もぞもぞと、体を動かし…動かないことを思い出して。
「なぁ、喉が渇いたんだけど?」
「あぁ、スポーツドリンクでいいか?」
「いいけど、外してくれねーと飲めないんだが」
「そんくらい、飲ましてやるよ、ほら」
ベッド事体をおこされ、ヴィータが持つコップが口の前に持ってこられる。
「…まぁ、いいけど…ん、んく」
それに口をつけ、顔をあげるとあわせて、コップも動かされる。
「はぁ、あんがとな、ヴィータ」
「このくれーなら、なんでもねーよ、もう一寸したらさっきの看護師さんが鍵もってくるからな」
「そうか、はぁ…あ、そういえば」
ふと何かに気づいたように顔を上げる良彦。
「今度はなんだよ?」
「いや、なのはだけど、士郎さんとか来たか?」
「あぁ、そっちか、来たぞ…血相変えてな、んでなのはと色々話し合いしてたらしいぞ、あたしはこっちいたからわからねーけど」
「そうか…これで、休みなしで仕事とかやめてくれると良いんだけどな」
「そこは、他の皆も言ったし、家族にもきちんと言われたらしいぞ無理するなら、こっちも無理してなのはを止めるってな」
「なら、平気か…はぁ」
「あぁ、それと毎日士郎さんだっけ、なのはの父親…こっちにも顔出してたぞ?」
「あぁ、そりゃ保護責任者だしな、来るだろ」
方向違いの言葉にヴィータは
「あのな、それ以前に娘の友人で、命の恩人だろうが、誰でもくるっての」
「…そういや、そうだな、傷物にした責任とか言われたらどうするか?」
「傷は残らねーよ、お前もだけど、そのレベルの医療技術はあるっ
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