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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第四十五話
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、まずはカノンノのどんな所が気に入ったか聞かせてもらいたいのだが…」
「お、お願いだから二人とも落ち着いてよっ!」
混乱したまま自分でも訳わからない事言ってる僕と、僕の発言にノって来るニアタ。訳のわからない方向にヒートアップしかけた所でカノンノが顔を真っ赤にしながらそう声を上げて止められた。
「ぁ…ご、ごめん。ちょっと色々混乱して…」
「ふむ…いや、すまない。カノンノが好いた相手と聞いて、少々嬉しくなって」
「全くもう…二人して…」
僕とニアタが落ち着き謝ったのを見て、顔を真っ赤にしたまま頬を膨らませて呟くカノンノ。
ああいう所が可愛いんだよなー…、ってまた危ない方向に行きかけた。
「えっとそれじゃ改めて…僕に話って一体…?」
「そうだな…では、カノンノ。少し席を外してもらっていいかな?」
「え…なんで…?」
僕が問うと、ニアタは少し考えるような仕草を見せた後カノンノを見るとそう言い、カノンノは小さく首を傾げた。
「いやなに…彼から色々と聞きたい事があるからな。そうだな…今後のカノンノとの関係とか」
「ぅ…わ、わかったからもうそれは止めてよっ!」
表情があればまさに『ニヤリ』という表現が似合いそうな笑みを浮かべているだろう雰囲気でニアタは言うと、カノンノは再び顔を真っ赤にしてそう言って足早にホールの方に入っていった。
多分、話が終わるまで食堂にいるつもりだろう。
「ふふ…恋とは面白いものだな。カノンノがあんな表情をするとは…」
「うん。ああいうのを見せられると…本当に守りたくなってくるよ」
カノンノが去っていった方を見ながらニアタが出した言葉に、僕は小さく頷いた。
ニアタは少しして此方を見ると先程の楽しそうな様子から一転し、真剣な様子で此方を見てきた。
「…先程、君のドクメントを見させてもらったよ。衛司…こんな事を聞くのはなんだが……君は『生きている』のか?」
「……やっぱりニアタには話した方がいいかな。僕の事や…僕の世界の事を…」
ニアタの発した言葉に僕は少し俯いた後、そう答えた。
僕のドクメントの事はきっとニアタに気付かれるとは思っていたし……ニアタにはハロルド達以上に隠し事は通じないだろうから…真実を話した方がいいだろう。それに…僕の身体の事が分かるかも知れないから…。
――――――――――――
――僕はニアタに全てを話した。今まで皆に話していた事と…まだ皆に隠している事。
この世界『ルミナシア』が…そしてその全てが架空の話である事。そして…僕がこの世界に来る原因であろう事故の事も…。
「――…そう
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