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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第四十五話
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、悪いのは…私です。あの時…ちゃんと主についていれば…」


そう…彼女の場合は…僕が攫われた事に責任を感じていて、僕と顔を合わせづらかったのだろう。







「ううん…あの時、ヴォルトに命令したのは僕だから。…ヴォルトは何も悪くないよ。悪いのは…僕だから」


「主…それは…」


僕の言葉にまだ何か言いたげなヴォルトに歩み寄り、頭を撫でる。


「ヴォルト…迷惑、かけちゃったね。約束するよ…今度からはきっと、君と一緒に闘う。何があっても、君を手放しはしない。だから…もう一度…契約しよう?」


「…主…っ…。…我が身、我が心は…主と共に…っ」


僕の言葉に、ヴォルトは少し瞳を潤ませた後そう言うと、光となり、僕の身体へと入っていった。
…サレに操られていた際、僕とヴォルトの契約《リンク》は切られてしまった為、それの修復に入ったのだろう。

何はともあれ…僕の身体はこれで元通りになった。


――――――――




「――ほぅ…君が、衛司君か」


「あ、はい…。…えっと、カノンノ…これは…?」


「うん。ニアタだよ」



――甲板にて、僕は今絶賛笑顔で僕の問いに答えたカノンノの手によって、ニアタと対面させられていた。

カノンノに『大事な話がある』といわれて連れてこられたのだが…ニアタの事なのだろうか。


「えっとカノンノ…大事な話ってまさか…」


「うん…ニアタから衛司に大事な話があるって言ってたから」

僕の問いにカノンノは小さく頷くとニアタの方を見た。
ニアタ・モナド…僕の知っているランプ型のような物ではなく…人形のように見えるソレは…多分、『マイソロ2』で言っていた彼等の精神体の一部なのだろう。


ニアタは僕の方をジーッと見ると、僕の方へと近寄ってきた。

「えっと…何…かな…?」


「ふむ…成る程。なに、娘とも呼べるカノンノに恋人が出来たと聞いて、一目見ておきたかったのだよ」


「は、はぁ…」



「ちょ、ちょっと、ニアタっ!」


ニアタの様子に小さく首を傾げていると、暫く僕を見てニアタは表情があればクスリと笑ったような様子を見せそう言ってきた。
突然のニアタの言葉に僕は思わず少し混乱して顔が少し熱くなるのを感じ、カノンノは僕と同じように驚いた表情を見せた後、顔を真っ赤にしながら声を上げた。
そういえばニアタって、どの世界のカノンノも自分の娘のように思ってるんだっけ。…アレ、これ僕、俗に言う親に顔合わせさせられてる?


「え、えっと…こういう時、『娘さんを僕に下さいっ!』って言えばいいのかな…?」


「ほほう…なかなか君は面白い事を言うな。では早速
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