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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第226話】
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に言い、頬を朱色に染め上げる未来。

 さっきから色々騒いでる為か、色々な声が聞こえてくる。

 主に爆発しろ――と。


「もうしないから安心しろって。 な?」

「うぅ……絶対だよ? 次、意地悪したら怒るからね? ……あ……むっ……」


 おずおずと口を開き、警戒しながらも一口食べる未来。

 そこで安心したのか警戒を解き、笑顔で綿菓子を食べていった――。


「ほら、意地悪しなかっただろ?」

「……ま、まだわからないもん……。 不意をついて綿菓子くっつけてくるかもしれないし……」


 そうは言うものの、表情は既に安心しきっている未来。
 まあ俺自身も、これ以上意地悪して目立つのは避けたいからな。

 そうこうしてる内に、綿菓子を食べ終えた未来は――。


「んんっ! 甘くて美味しかった♪」

「ははっ、なら良かったな? ……意地悪、しなかっただろ?」

「……最初から意地悪しなかったら、怒ったりしないのに……バカヒルト」


 再度ジト目で睨む未来。

 このままだとずっとジト目な気がしないでもないので話題を変える。


「ほら、まだ屋台食べ歩きツアーは始まったばかりだし、行こうぜ?」

「……何だか話をはぐらかされた気がする。 ……良いけどね。 次は何を食べるの? やっぱりたこ焼き?」

「……うーん、チョコバナナでもいいが……。 やっぱりたこ焼きだな」


 そう結論つけると、未来は力強く頷いた。


「了解、じゃあ次は私が払うからね? 行こっ♪」


 さっきと同じ様に手を引く未来。

 その表情は、さっきよりも満面の笑みを浮かべていて輝いていた――。
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