暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第2章 『ネコは三月を』
第31話 『太陽と月』
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婦の家の家政婦、サンテ・シュールムムである。
2人は過去に撮影したビデオを見ているようだ。
「ルナはパパと寝ようか」
「パパはめがこわいからやー」
「うぐっ」
1人の男、ジャニカは無残にも散り、
「ソルはママと寝るのはどう?」
「ママはおはなしながいからやー」
「むぐっ」
1人の女、ロビンもまた無残に散っていた。
2人の子どもたちは、また自分たちの間にいる男の裾を引っ張る作業を開始する。
『ネコちゃんとねるのー!』
『…………』
「ネコちゃんはソルとねたいよねー?」
「ちがうよー。 ネコちゃんはルナねー?」
「……ふむ」
右手を顎に添えて考えようとするが、2人に頭を撫でさせられることを強要され、どちらがより多く撫でてもらえるかの競争が眼下で勃発しており、2人の頭を交互に撫でさせられていた。
「この前のように、一緒に寝るというのはダメなの? ソル、ルナ?」
『う〜ん』
考えている最中でも、自分たちを撫なでてもらえるよう、手が移っては自分の頭の上に乗せなおし、その間、その手の持ち主である男は手をなすがままにされている。
その後、その兄妹は彼の右足、左足に抱きついて、
「ルナとはねないけどネコちゃんとねるー」
「兄ぃとねないけどネコちゃんとねるー」
「それでは、やはりそれもこの前のように、僕が2人の間に入るということでいいかな?」
『うん!』
頷いてズボンがもぞもぞと動いた。
「それでは、私はお風呂をお借りいたしますね、ジャン、ロビン、サンテさん」
『…………』
「はい。ごゆっくりなさってください」
『ソル (ルナ) も、はいるー』
「お二人とも、もう入られたとサンテさんが仰っていたけど?」
『いいの!』
僕は構わないけど。と言いながら両足にそれぞれへばりついている兄妹をそのままに、膝を曲げずにゆっくりバスルームへ歩いて行く。
『……ちょっとソルオス、ルナエラ』
『なーにー?』
『どうしてそんなにネコがいいんだ (いいの) ?』
ソルオスは彼の右足から、ルナエラは左足からちょっぴり顔を出して、ジャニカとロビンのほうを見て、
「ネコちゃんのおねむのめがいいのー」
「ネコちゃんはおうたがうまいのー」
『…………』
また自分たちが抱きついている足に振り落とされないよう、顔を隠した。
確かに、以前来た時に試しに彼を自分の子どもたちと一緒に寝かせたことがある。彼らが好きな子守唄も教え、全て彼に任せ――ソルオスとルナエラに任せたともいえる――一晩3人だけにさせたのだ。
その次の日、その男が帰るときに2人が『やー!』と駄々をこねたのを見て、ジャ
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