暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第2章 『ネコは三月を』
第31話 『太陽と月』
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ルがリインを叱り、こちらを向いて丁寧に頭を下げている。


『だ、大丈夫ですか?』
「何がですか?」
『……いえ、なんでもありません』


 ティアナとスバルは、自分たちがコタロウのことを心配していることに相手が気付かず、彼がリインの行動について何も思っていないことが分かると、それ以上何も訊ねなかった。
 そして、


『……ええな (いいな) 』


 ぽそりとつぶやく2人の声に、気付く人はいなかった。






△▽△▽△▽△▽△▽






『(どうしよう (どないしよう) )』


 自分の手を頭に乗せると、鼓動が少し早くなる。
 その日の夜、それぞれの部屋では、同室の人がぐっすりと眠りに付いたのに、自分がまだベッドの中で枕を抱きながら、今日の午後に起こったことを思い出し、それに否応なく悩まされていた。


『(……眠れへん (眠れない) ……眠れへんよぅ (眠れないよぅ) )』


 クラナガンから見た太陽(ソル)(ルナ)は、ゆるやかに傾き始めた。






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