拝啓お義母様。お義母様の元侍女にお会いしました。
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ご命令だ。背いたら神罰モノだからな」
「あはは、冥界の神罰は怖いので全力で逃げますね」
そして笑う私達。
「それでは皆様いってらっさゃいませ」
優雅に礼をして私達を見送る彼女。こうして私達はセイレーン様に別れを告げた。
「・・・エリスさん。ちょっと聞いていいですか?」
「なぁに?」
「セイレーン様の歌って凄いですね。こんなに離れた場所のファミレスの店内にまで微かに聴こえるなんてびっくりです」
「そりゃ、海岸から音の響かないだだっ広い海にいる船乗り達を海に身投げさせるくらいだからね」
「元気になりそうな声ですね」
「今頃あの場所はライブ会場になってるだろうね」
「注目と意識を集める呪を込めてますしね」
「高揚と踊りたくなる呪も込めてるよ」
「だったら気軽に魔術士達も攻めいることができませんね」
「ひかりちゃんのお姉さんも今頃ライブ風景を霊視してるんじゃないかな?」
「お姉ちゃんも混乱してると思います」
「ま、これで約束も守れるねと思うよ」
「ありがとうございます。けど、なんでプ〇キュアなんですか?」
「ひかりちゃん達と合流する前に布教して歌わせました♪」
「アニメオタクな女神様・・・」
「テヘ♪」
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