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ドリトル先生と日本のお料理
第三幕 王子の洋館その三
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からね」
 だからだというのです。
「ああした味なんだよ」
「そうなのね」
「けれど噂には聞いていたけれど確かにね」
「確かにって?」
「イギリスのティーセットより日本のそれの方がいいね」
 美味しいというのです。
「むしろね」
「そうそう、日本のお菓子の方がいいよね」
「ティーセットもね」
「日本の方が美味しいし」
「お茶もね」
 それもだというのです。
「美味しいよね」
「お水もいいし」
「何かミルクの質もよくて」
「全体的に日本の方がね」
「いいわよね」
「このことがとても嬉しいよ」
 ティーセットが美味しいことがだというのです。
「これだけでも違うよ、それとね」
 ここで先生は自分の膝下、胡座をかいて座布団に座っているそこを見ます。そこにあるのは柿だけではありません。
 お茶もあります、そのお茶はといいますと。
 日本のお茶です、日本のお湯呑みの中に入っています。
 その緑色のお茶を見てです、皆に言うのです。
「このお茶もね」
「玄米茶よ」
 ダブダブがそのお茶がどういったお茶なのかをお話します。
「これはね」
「玄米茶っていうと」
「そう、お茶の葉ではなくてね」
「お米も入っているんだね」
「そうなの、玄米がね」
 お米はお米でもそれが入っているというのです。
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