第十一話 八雲紫の物語、そう、俺の物語
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程がある。俺程度で突破される衛兵なんて、俺ならクビだ。
「おい、リアス殿、これはいったい?」
「どういうことだ?ライザー」
身内が困惑するなか、魔王が来る。
「私が用意した余興ですよ」
「お兄様」
初の魔王との対面。やっぱり、他の悪魔とは別次元だな。問答無用で対象を消す滅びの魔力、恐ろしい、のだが・・・・・・正直に言うと、幽々子の方が怖い。いや、だって問答無用で殺すんだぞ?一回殺されかけたようなものだし。
「ドラゴンの力が見たくて、ついグレイフィアに頼んでしまいましてね」
「サ、サーゼクス様!そ、そのような勝手は!」
「いいではないですか。この間の『レーティングゲーム』、実に楽しかった。しかしながら、ゲーム経験もない妹が、フェニックス家の才児であるライザー君と戦うには少々分が悪かったかなと」
「・・・・・・サーゼクス様は、この間の戦いが解せないと?」
「いえいえ、そのようなことは。魔王の私があれこれ言ってしまったら、旧家の顔が立ちますまい。上級悪魔同士の交流は大切なものですからね」
「では、サーゼクス、お主はどうしたいのかな?」
「父上。私は可愛い妹の婚約パーティは派手にやりたいと思うのですよ。ドラゴン対フェニックス。最高の催しだとは思いませんか?伝説の生物同士で会場を盛り上げる。これに勝る演出はないでしょう」
知るか。お前らの存在事態、俺からしたらファンタジーだ。もっと言えば、俺が生きていること事態ファンタジーだ。
「良いでしょう。サーゼクス様に頼まれたのなら断れるわけもない。このライザー、身を固める最後の炎をお見せしましょう!」
「ドラゴン使い君、君が勝った場合の代価は何がいい?」
「サーゼクス様!?」
「なんということを!?」
「悪魔なのですから、何かをさせる以上、こちらも相応のものを払わねばならないでしょう。さあ、君。なんでもあげるよ。爵位かい?それとも絶世の美女かな?」
「リアス・グレモリー様を返して下さい」
「分かった。君が勝ったら、リアスをつれていけばいい」
「ありがとうございます!」
「待ってください」
あ?丁度いい感じに事が進んでいるのに、何横槍さしてんだ焼き鳥?
「今の条件だと俺が勝った時に得がありません」
「フム、確かにそうだな。では、君は何を求める?」
無言で俺を指差して来た。
「その悪魔を、トレードしていただきます」
はあぁぁぁぁぁぁ!?トレード!?つまりは焼き鳥の眷属になれと!?ふざけんな!お断りだ!
「お言葉ですが、私の意思も尊重しずに勝手に景品にされては困ります」
「・・・それもそうだね。では、君は何を求める?」
「別に、何もいりません。ただ、こ
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