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こんな私(俺)の物語
第十一話 八雲紫の物語、そう、俺の物語
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ない。単純に霊力切れだ。
負けたな、と、思ったら、幽々子も肩で息をしていた。お互い限界だったらしい。

こうして、俺と幽々子の初勝負は、引き分けで幕を閉じた。


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最後の仕上げ。俺の妖怪化だ。これが出来れば、俺はかなり強くなれる。因みに、幽々子と籃は休んでいる。筋肉痛だとさ。散々やったからな。幽々子までやるとは思わなかったが。今日みたいな修行を続ければ、強くなれるな。

さて、本題に入ろう。
まず、なんで俺は妖怪になれない?何か条件があるのか?
それとも俺の力不足か?
そもそもに、妖怪とは何か?人の念が凝り固まって形をなした存在。人の思いから出来た存在。東方では、存在を認知されること。それができなくなったから、楽園を作った。つまりは、人の思いがないからなのか?
いや、籃がいる。つまりは、人の思い、畏れもあるのだろう。
それが俺に向けられればいいのだが、八雲紫は妖怪で言えば唯一種だ。いわゆる原初の一体。だから、鬼とか吸血鬼とかならいられるが、認知されていない俺が妖怪になることはできない?
それを踏まえて、とある方法を思い付いた。が、誉められた行為ではない。外道といっていい。

どうすればいい?・・・・・・ああ、ちょうどいい機会があるじゃないか。

リアスの結婚式。そこにいこう。


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その後時間は過ぎ、結婚式当日になった。俺はグレイフィアにまだ会っていない。だから、会場に行くために、俺は一誠の家に向かっている。幽々子と籃は仲良く眠っている。筋肉痛とかはフェニックスの水を使い、回復させた。

一誠の家についた。

「お邪魔します」

断って家の中に入っていく。一誠の部屋の前で、ノックをする。ドアを開けたのはグレイフィアだった。
質問もせず、無言で一礼して、すぐに一誠の隣にいった。暫くして、一誠が起きた。
勝負に負けたことや、結婚式のことを言っている。
まあ、思うことはあるだろうが、俺の目的は人が大勢いる空間に行って、妖怪になるための布石、というより、実験するだけだ。
お、一誠がアーシアに聖水つくってもらっている。

「紫さんも来るんですか?」

「ええ、私にも目的があるから」

そして、俺はグレイフィアの魔方陣で転移した一誠を目印に、スキマを開くのだった。


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