暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第1章 『ネコの手も』
第17話 『言えばいいのに』
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惑っている小さな少女の手を引いて、のしのしと混浴露天エリアへ向かっていった。






△▽△▽△▽△▽△▽






「ん〜、というより。制服を着ていないとき以外はこのような口調みたい」
「みたい、ですか?」
「はい。ジャンとロビンに言われてからかな。制服時の口調、それ以外のときの口調を録音してみるとその通りだった。今はこの状態のときでも制服時の口調で話すことはできるよ」
「あの、その逆は」
「それは無理」


 そうですか。とエリオとキャロは複雑な顔をして頷く。


[エリオくん。コタロウさんって……]
[うん]
『[すっごい真面目!]』


 コタロウと接する機会があった今日を除く全て、エリオとキャロは制服という媒体のものを通してであった。
 ここへ向かう前、いや、この地球の日本にいたとき自分たちは私服であったが、彼はつなぎを着ていた。つまり、コタロウにとってはつなぎも制服の1つなのだ。
 彼は制服の着る着ない、仕事とそれ以外で見事に口調を切り分けている。
 エリオやキャロをファーストネームで呼んでいるのは自己紹介時にそれでも構わないと断っていたかららしい。


「あの、今日は休暇なのに、どうしてつなぎなんですか?」
「つなぎが一番動きやすいからかな」


 今日は散策も兼ねていたので、動きやすい格好をしていただけという。
 エリオは気付けばキャロについても意識が薄くなり――彼女が入ってきたとき『レディは露出を多くしてはダメ』としっかりコタロウはタオルを巻かせた――一緒に会話をしながらコタロウに接している。
 先程、彼女に瞳を合わされ笑顔で『いつも助けてくれてありがとう』と言われたときにはどきりとしたが、現在は彼女も含めゆったりと時間が流れていた。


「私服は持ってはいるけど、めったに着ることがないため部屋の荷物の中にまだ収納されたままだね」
「……そういえば、私たちも全然着ないね」
「うん」


 確かに訓練ばかりで持ってはいるが着ることは少ない。今日のように私服を着ることは彼の言う通りめったにない。
 エリオが今日喫茶店で話していたことをもう一度聞こうとしたとき、


「お、いたなチビども」
「ヴィータ副隊長と――」
「ど、どうもです〜」
「リイン曹長?」


 1人が後ろの1人の手を引いてあらわれた。


「ど、どうしたんですか!?」
「ん〜。妹の世話と新人どもの世話」


 エリオは既に寄りかかっているためそれ以上後ろへは下がれないのに、思い切り後ろへ下がろうとする。
 コタロウは彼女たちがあらわれ近づいてきても少年とは違い表情は変わらない。


「んで、コイツが笑うって?」


 ヴィータはコ
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