暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第1章 『ネコの手も』
第11話 『ひとくちサイズ』
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 加えて、二等陸佐のデスクでの睡眠から疲労と判断し、私の分かる範囲で高町一等空尉やテスタロッサ・ハラオウン執務官、及び新人たちの書類から情報をすいあげ、書類を書き上げました。報告は明日の午後と言うことなので、確認と修正で間に合うと思います。
 もし、不備があるようでしたら、削除の上、再作成をしてください』



 そこまで読み進めて、書類をななめに読んでいくが、別段不備はなさそうであることを確認し、手紙へ視線を落とす。



『デスクの上に市販のチョコを置いておきます。疲労には甘いものをとると良いと、本で読んだことがあったためです。
 そして、夕食時にリインフォース・ツヴァイ空曹長が欲しいと仰っていた食器を試しに作成してみました。移動寝室の上においておきます
 こちらも何かございましたら、返却してください』



 今度はリインの近くにおいてある黒い手持ちのバッグの上に視線を移すと、何かを包んでいるティシュペーパーが置いてある。特に中身は確認しないが、手紙に書かれているものだろうと、また手紙に視線を落とした。



『あなたの肩にかけているストールはよろしければ後日お返しください。
 それでは、あなたやリインフォース・ツヴァイ空曹長を運べる人がいないか探してきます。私では運ぶことができませんので。

 以上、失礼いたします。


追伸:
 もし、チョコを召された際には、いつも以上に念入りに歯を磨くことをお忘れなく。

 電磁算気器子部工機課より出向
   コタロウ・カギネ三等陸士』



 そこまで読んでから、視線を上げると、リインは口の周りを汚すのも何のそので嬉しそうにチョコを食べ、シグナムはそれをみて嘆息しているのが目に入る。
 はやても丁寧に手紙を2つに折り、自分の肩にかかっているどこか見覚えのある鳶色(とびいろ)のストールを横目で見てから嘆息した。


(こ、子どもあつかい)

「ほら、主はやてもため息をついているぞ?」


 そこでリインは「う?」 とはやてを見る。


「それくらいにしときぃ、寝る前にそんなに食べると太るでぇ」
「う゛」
「あと、ちゃんと歯を磨こうなぁ」
「……は〜いですぅ」


 リインは返事をすると名残惜しそうに、残りをしまう。
 その後、リインの書類をみて、それも仕上がっているのを確認し、彼女たち3人はオフィスを出る。


(書類整理もほぼ完璧。というより、雑務という雑務、修理という修理に特化した人間。これはアルトやルキノは太刀打ちできへんわ)


 ぽいッとチョコを頬張り、歩きながら軽く目を閉じてから片目を開けてリインを見る。


(さらに……)

「ん〜〜、ふふ〜〜ん」


 彼女は
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