暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第1章 『ネコの手も』
第11話 『ひとくちサイズ』
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「私も履いて、少し滑ってみただけです」


 ほんの動作確認程度です。と答える。


「じゃあ、実際に訓練では使用していないのね」
『はい』


 それを聞いてから、シャリオはガジェットを2体出現させた。


「多分、クロスミラージュとマッハキャリバーの感触はまだ覚えていそうだから、まずは今渡したそのコたちでこの2体破壊してくれるかな?」


 シャリオ、なのは、エリオとキャロはシュミレーション上の建物の上へ移動し、スバルとティアナは2体と対峙して準備が整うと、シャリオがスタートを切った。






△▽△▽△▽△▽△▽






 今までのなのはとの訓練のおかげか、ガジェット2体くらいの破壊など5分もかからずに終了し、建物の上にいた全員が2人のいるところに降りてきた。


「どうだった?」
『…………』


 シャリオの問いかけに、2人は顔を見合わせた。
 なのはは既にシャリオが何を言いたいのか分かっているようである。


「な、なんですか!? これ!?」
「ティアナは?」
「……これ、本当に私のアンカーガンなんですか?」


 シャリオの方を向いて答える2人に、エリオとキャロは首を傾げる。


「どうか、したんですか?」
「みていて普通でしたけど……」


 シャリオは腕を組んで目を閉じていた。


「2人とも正直な感想述べてくれる? できれば、マッハキャリバーとクロスミラージュと比較してくれるといいかな」


 現在はなのはの両サイドでふよふよと浮いている、アクセサリ状態のマッハキャリーバーとクロスミラージュはチカりと光って疑問をあらわにした。


「加速やグリップコントロール、ブレーキングやサスペンションはマッハキャリバーの方が上です。でも――」
「弾体生成サポート機能付、魔力弾の誘導(ホーミング)追尾(トラッキング)はクロスミラージュの方が上です。ですが――」


 2人はもう一度顔を見合わせてからうなずき、正面を向く。


『使いやすいのは、このコです』
『<!?>』


 先程よりも強く点滅した。


「うん。2人とも意見は同じみたいだね」


 シャリオは一歩前に出た。


<どういうことですか? 設計士シャリオ>
<私たちは……>

「そのローラーブーツ、アンカーガンは改良はしておらず、部品もそのまま。特に新しい機能を取り付けていない」
『はい』
「マッハキャリバーとクロスミラージュは、高性能であなたたちに合ったフルオーダーメイドでそのブーツとガンを踏襲して設計されているの」


 そこで彼女は息をつく。


「でも、それだけ」


 ロー
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