暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第1章 『ネコの手も』
第9話 『お好きなほう』 Cパート
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とした。
(うーん。初撃、制御できなかった)
彼女も新人が見ているかもしれないなか、ちょっぴり緊張しているようで、それが魔力制御に響き、大きく放出してしまったようである。
彼女は次に狙いを定めると、
<アクセルシューター>
今度はいつも通りの落ち着きを取り戻し、ガジェットを打ち落とす最小限の魔力弾を
五月雨
(
さみだれ
)
に放つと、全機撃ち抜いてて、撃墜した。
(うん! いつも通り。ありがとうレイジングハート!)
撃墜したときの爆煙のなかから、フェイトがなのはと交差するかたちであらわれると、なのはの背後にいるガジェットを、愛機バルディッシュに搭載されている
弾式魔力供給機能
(
カートリッジシステム
)
――レイジングハートにも搭載されている――を使用して、
<
弾式魔力装填
(
カートリッジロード
)
>
思い切り身体をひねり、構えると、遠心力を利用して今は
鉤型
(
ハーケンフォルム
)
のバルディッシュから魔力を放ち、ガジェットを切り裂いて撃墜した。
(思い切りすぎちゃったかな?)
そこでなのはから念話が入る。
[フェイトちゃん、新人たちの前だからかな、ちょっぴり緊張してる、かも]
[私はなのはと久しぶりの空で、はりきっちゃった]
2人はまた交差して互いの後ろにいるガジェットを落として目を合わせると、ふふっと笑う。
[でも――]
[もう――]
『大丈夫!』
今度は合わせるところは合わせ、単独のときは単独で次々と、片っ端からガジェットを撃墜していった。
△▽△▽△▽△▽△▽
「さぁて、新人ども! 隊長さんたちが空を抑えてくれてるおかげで、安全無事に降下
地点
(
ポイント
)
に到着だ。準備はいいか!」
『はい!』
ヴァイスは操縦室をしているため、声を張りあげて後方に伝える。
「よし、『頑張って』こい!」
彼は隣を向くと、
「コタロウさんも何か言ってあげてはどうですかい?」
眠気が覚めても変わらない表情のコタロウもふいと彼に顔を向けた。
「何か。とは?」
「何でもいいんすよ、一言
応援
(
エール
)
を!」
「応援ですか……わかりました」
彼は立ち上がって操縦室と護送室の間に立つと、
「新人の皆さん」
『はい!』
新人たちは既に飛び降りるため、立ち上がり彼の一言を待つ形になり、彼らはコタロウのどんな言葉にも元気よく答える準備は万端だった。
「『頑張らない』でください」
『はい! ……え?』
「コタロウさん、『頑張らない』なんてそんなありきたり……え?」
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