暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第1章 『ネコの手も』
第8話 『お好きなほう』 Bパート
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分の周りにその4機を集めて、
「この
機
(
コ
)
たちは皆、まだ生まれたばかりですが、いろんな人の思いや願いが込められてて、いっぱい時間をかけてやっと完成したです」
4人それぞれの手元に移動させる。
「ただの道具や武器と思わないで、大切に。だけど、性能の限界まで思い切り全開で使ってあげてほしいです」
「……この
機
(
コ
)
たちもね、きっとそれを望んでるから」
シャリオも作成者としてそれを願っているようだ。
[……なぁ、リイン]
[なんです、ヴィータちゃん? 念話なんかで]
皆が機体に親しみを込めたり、少々考えることがあったりとそれぞれ見つめているなか、ヴィータが念話でリインに話しかける。
[その『いろんな人』っていうのはコイツも入ってるのか?]
彼女はみんなの邪魔にならないよう、部屋の
隅
(
すみ
)
でふわっとあくびをしているコタロウに視線を送った。
はっきりいって、
睨
(
にら
)
むに近い。しかし、ヴィータが思うのも無理はなかった。彼は終始眠そうであくびをしたり、目をこすったりと不真面目に見えることこの上なしなのである。
[ま、まぁ、協力といってもデータ収集がメインでしたけど、立派な協力者です」
[ふぅん。昨日のリインフォースの件もあったが、つかみどころが無ェヤツだな]
[それは、私も同じですぅ]
また、彼はあくびをする。
[なぁ。一発、渇入れてもいいか?]
[そ、それは……]
リインが頬を掻き、ヴィータが彼に近づこうとしたときにドアが開いた。
「ごめんごめん。おまたせ」
「あ、なのはさーん」
突然の話題の切り替えにもってこいとばかりに、リインは彼女に近づく。
「ナイスタイミングです」
シャリオは念話で聞いていないはずなのに、言葉は彼女たちにぴったりであった。
「ちょうどこれから機能説明をしようかと」
「そう。もうすぐに使える状態なんだよね」
「はい!」
リインの言葉に合わせるように、シャリオは端末画面を開く。
「まず、その機たちみんな、何段階に分けて出力リミッターをかけてるのね。一番最初の段階だと、そんなにびっくりする程のパワーが出るわけじゃないから。まずはそれで扱いを覚えていって――」
「で、各自が今の出力を扱いきれるようになったら、私やフェイト隊長、リインやシャーリーの判断で解除していくから――」
「ちょうど、一緒にレベルアップしていくような感じですね」
その説明を受け、ふと気づいたようにティアナがすこし視線を上げる。
「出力リミッターというと、なのはさんたちにもかかってますよね?」
「あぁ、私たちはデバイスだけ
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