プロローグ
異世界への序章
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族、もちろん貴方の様な人族もいるわ」
いまの様子を見るに、もしかしたら俺に少し引いていたかもしれないな・・・ってそんなことはどうでもいいのだ俺は気になったことは直ぐに聞いたりしないと落ち着かない性格なのだ。
「も、もし良かったら悪魔族とか獸族に会わせてくれないか?たのむ!!」
実をいうと俺は悪魔族、獣族の様な異世界の種族にとても興味を持っていた。いや特に猫耳とか思いっきり触ってみたい。ね?そうだよね?
「まぁ他にも岩石族とか妖精族とか居ますけどここで会わなくても貴方がこれから行く世界で好きなだけ出会えると思います。」
「俺がこれから行く世界?俺って生き返れるのか?」
アイリーンは俺の顔をじっと眺めていた。
「うん貴方なら多分大丈夫ですね。貴方の死因を聞いたときは本当に大丈夫かなと思いましたけど話してみて分かりました。貴方なら大丈夫です。」
そう言うと何も無かった真っ白な空間全体に何処かの景色が映し出された。
「ここがこれから貴方の行く世界アースガルドのアーノルドという村の景色です。」
映し出された景色は一面に花が咲いていて少しだけだが花の近くを小さい人の様な物が飛んでいた。あれが妖精族に当たるのだろうか。
「貴方にはこの世界のこの地域の小さな家の次男として生まれて貰います。」
「ちょっと待ってくれ。俺がその家の次男として生まれたら今までの記憶は消えちゃうのか?それよりただの天使のお前がそんなこと決めちゃってもいいのか?」
アイリーンはさっきまでの怒っていたのを忘れてしまうような笑顔だった。
「えーっと質問の答えはまず貴方の記憶は消えません。特別に記憶は残したままです。あと貴方を異世界に転生させると言うのは私だけの決断ではありません。分かりやすく言うと神様の決めたことですね。」
相変わらずアイリーンはニコニコしていた。
「そういえば俺以外に転生してこの世界にいった人とかはいないのか?」
「いえ。他に転生してこの世界に行った人は居ません。貴方が最初の人です。」
この一言を聞いて俺は疑問に思った。
「なぜ俺なんだ?」
「詳しく説明すると、この世界アースガルドでは近頃急激に人口が減っていてですねこのままでは人口がゼロになってしまうときもあるかもしれないと神様が考えてですね。それで貴方の住んでいる世界の地球から死んでしまった人をこちらの世界つまりアースガルドに転生させようとしたわけです。でもあちらの世界で死んでしまった人全員を転生させるようなことをしたら今度はアースガルドに人があふれてしまう。だから神様は転生させる人に条件を定めたのです。そしてその条件が死ぬまで家に引きこもっていたり、あまりにも理不尽な死に方をした人、そして人格が破たんしていない人と
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