プロローグ
異世界への序章
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「はぁ分かった。もうこんな口は聞かないから地獄に落とすのはやめてくれ、な?」
もしこれが俺よりも年上の人だったなら俺は、噛みまくっただろう。だけど今話しているのはどう見ても俺より年下にしか見えない幼女天使なので俺は子供をなだめるような口調で話せているのだ。怖そうな人じゃなくてマジ良かった。
「そうですか。今ので反省して口の利き方には気を付けてくださいね」
「そうですか。そうなんだったら初めから口調に気を付けろよ小僧っ!みたいな感じで最初に言ってくれればいいじゃないですか?そう言われれば俺も口調ぐらい変えたりしたのに。」
「小僧、今の口調ケンカ売ってるように聞こえるんですけど・・・」
さっき俺が言った小僧に影響を受けたのだろうか?無理して強引に使った感じがあるよね・・・ねぇ?
「いや俺が小僧といったのが悪かったけどな、アイリーンさんに言われても俺のほうがどう考えても年上だと思うんですけど・・・今何歳ですか?」
「いや私から見ればあなたは本当に小僧ですよ。ちなみに私の年、今確か・・・215位だったと思いますけど・・・」
えマジかよ・・・えホントに?マジかよ・・・
「いやもしそれが本当だったとしてもなんでアイリーンさんはそんなに小さいんウオッ!!」
俺がなんでそんなに小さいんですかといいかけたところアイリーンの手から何かが飛んできた。
カッターの様な物だ。とても鋭いそれは俺の頬を掠めていった。
「次は確実に当てますよ」
目がマジだった。
「すいませんでした。もう言いません。」
しっかりと謝罪の意をこめて謝罪した。だがアイリーンは、まだイライラしている様だった。まずいねこの雰囲気もう必殺の土下座しかないのか。俺は決意を決めて地面に頭をつけようとした。完璧だった。そして美しい動作だった。
「私は別に怒ってる訳じゃないんですよ。」
・・・・これアレだね♪怒ってないアピールして相手を油断させて相手が油断して安心した所で怒るやつだね。俺も生きていたときによくやられたよ。
アイリーンの顔を見てみると顔が少しひきつっていて目付きがさっきより鋭くなっていた。ガチで怒っていた。
特に俺に小さいんですか?と言われた事に対して。
俺は床につけかけていた頭を上げながら様子を伺う。
アイリーンは俺のことを上から鋭い目つきで見下していた。
「私たち天使族は寿命が長いから私みたいに小さい人もいるの!!だからもう身長とか年齢の事はいわないでね!!」
物凄い見幕で怒っているアイリーンの様子からして相当年齢と比べて身長が小さい事を気にしているのだろう。だが俺にはそれよりも気になった事があった。
「天使族もいるならもしかして悪魔族もいるのか!!?」
「え・・・えぇ悪魔族とか獸
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