暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第24話「謎のIS」
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作者!!」
うん♪
「え、あ、あの…」
「はぁ…ほら、怪我の具合みるからみせてみな」
「えっと…」
「早く!」
「は、はいっ!!」
靴を脱いで捻挫をした足をお母さんと呼ばれた男子に差し出す。
同年代の、それも異性にする初めての行為にやや顔を赤める静寂。
診察している男性の真剣な表情から厭らしい事を一切考えていないことがわかるが、それでもやはり恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。
「……これくらいなら薬縫って包帯を巻いておけば大丈夫だな」
そう言って小瓶から取り出した薬を塗って手際よくと包帯を巻いていく。
ここまでノ―リアクションだと、女性として何となくショックだ。
「(私って魅力ないかな…)」
余裕が出来たからか、非常時なのにそんな考えが脳裏をよぎった。
「よし、これでいいだろう」
[ポム…]
「ここまでよく頑張ったな」
「えっ、あ……///」
先程までの真剣な顔とは違い、暖かい眼差しと声でそう告げられ、優しく頭をなでられた。
[ナデナデ]
「う、ああ///」
「ねぇ、これって…(コソッ」
「だよね…(コソッ」」
「(落ちたな…)」
「私知〜らな〜い」
「?」
どうやら、一夏以外にもフラグ建築と鈍感スキル持ちがいたらしい。
「さて、報告しながら反対周りに逃げ遅れた子がいないか探してくる」
「了解です」
「気をつけてねきょ〜ちゃん」
「ああ、本音もその子たちの案内頼んだぞ」
「任せて〜! 私はやればできる子だよ〜♪」
「クスッ…頼んだぞ」
足早に立ち去って行く鏡也。
「行ってらっしゃいきょ〜ちゃん」
見送りながら呟いた彼女の声は、どこか寂しげな感じがした。
―――
――
―
生徒たちの避難が終わりつつある一方、アリーナ内の戦況はというと…
「一夏!!」
「おう!!」
『ギッ』
鈴音と一夏の即席コンビネーションと管制塔から与えられた情報をもとに戦い、
「狙いは?」
「完璧ですわ」
『ギギッ!?』
そして今、死角で狙いを定めていたセシリアのロングレンジによって襲撃者が沈黙した。
「(ふぅ…どうにか倒せたか)」
何とか倒せたことに安堵する一夏。
SEの消費力もかなりギリギリといったところであった。
だが――、
「一夏、まだそいつ動いてる!!」
「っ!?」
そう、まだ襲撃者は完全に止まってなどいなかった。
慌てて振り向くがもう遅い。
『ギギッ…』
[ゴウッ]
「(し、しまった!?)」
自身の油断を呪う一夏。
すでにチャージは完了され、あとはそれを放つだけ。
この距離では、
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