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インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第24話「謎のIS」
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ッハッ、まぁ〜それは嘘だ………多分(ボソッ』
「今、多分って言った!? ボソって多分って言った!!!」
『ナニを言ってるんだいワトソン君。そんなこと私が言うわけ『せんぱーい、ニトロg』ゲフンッ、ゴホンッ!!』
凄くわざとらしい咳き込みだ…。
「いま、ニトロって言った!! 絶対ニトログリセリンって言いかけた!!」
『ソ、ソンナコトナイアルヨ〜』
「似非中国人風!?」
「というかここまでどうやって来たんですか!? 使ったんですか!? 芸術は爆発なんですか!?」
『ハハハ、あんまり気にすると禿げるぞ』
「女の子だから禿げません!!!」
「そ〜だよきょ〜ちゃん」
『なんとっ!?』
「ええ!? そこ驚くところなんですか!?」
『ならば仕方がない、このマジカルアンバー印の“脱☆毛剤”を――」
「使いませんし使わせませんから!!」
『安心しろ。ツルッパゲになっても某アジア支部長が体験された育毛剤を使えば…』
『ああ、あれ用務員のじいさんが持って行きましたよ』
『Oh…轡木さん』
『いつの間に…』
普段から何を作っているんだろうこのバカ共は…
因みに持ち出した当の本人だが、自身に使う前に掃除のさいに見つけた野良ネズミに試したところ、忠実通りに毛がモッサモッサと一定の長さまで生えるのをみて使うか使わないか迷っているらしい。
『まぁ〜兎に角あれだ。どうやるかは―『禁則事項です★』』
鏡也の声を遮って聞こえた
野太い
(
野郎の
)
声。
脳裏に浮かぶのは、青タイツで筋肉質の男による“みくるちゃんポーズ”
「「「「『………』」」」」
沈黙が場を支配した。
『ウェーッ…』
『ケイン先輩…』
『キメェ』
『…うん、ごめん。自分で言ってて気持ち悪いと思った』
「(なら、やらなきゃいいのに〜…)」
「プッ…」
「クスクス」
癒子やナギ、その周りの女子たちから小さな笑い声が漏れる。
「…ありがと〜きょ〜ちゃん」
わざと道化を演じ、自分たちの恐怖や緊張を解してくれたことに感謝を述べる。
『さて、なんのことかな…』
始めた会った頃から変わらない。
悪戯や機械弄りが好きで、優しく頼りになる憧れの
男性
(
ヒト
)
。
「(だから私は……)」
『さて、そろそろ
隔壁
(
こいつ
)
をぶっ壊すから、いったん扉付近にいるやつら全員遠ざけてくれ……出来るな』
「…うん、任せて〜」
『頼んだぞ』
その言葉を最後に通信が切れた。
「…本音」
「大丈夫、私はやればできる子だもん」
通信が切れたことでまた少し不安になりそうな自分にそう言い聞かる。
「わ、私たちも手伝うよ」
「ありがと〜」
「よ〜し、そうと決まったらやるわよ! みんな〜
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