暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
収穫祭
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じーじはファンタジアに参加しないの?」
「今年はお前と一緒に見るって約束じゃろう?」
「そっかー」

満面の笑みを浮かべるのは、幼き頃のラクサス。
今とは真逆の素直そうな表情をしている。

「俺も早く妖精の尻尾(フェアリーテイル)入りてぇなー」
「まーだ早いわい」

嬉しそうに、楽しそうに笑うラクサスにマカロフが呟く。
沢山の人で溢れかえるマグノリアの街。

「見えねぇ」
「じゃの」

多くの大人が壁を作っており、子供だったラクサスがぴょんぴょん跳ねても全く見えない。
その様子にラクサスは悲しそうに視線を落として沈黙し―――――――

「!」

そんな孫を見たマカロフは魔法で巨大化し、ラクサスを肩車した。

「うわぁ・・・」

目の前に広がる光景に、声が零れる。

「どうじゃ、ラクサス。あれが妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士じゃ」

魔法が舞い、輝き、煌めく。

「すげぇ」

その光景を見たラクサスの目が輝いた。

「すげぇよ、じーじ。俺のじーじはサイコーのマスターだぁ!」










「いつからあんな風になっちまったんじゃろうな・・・ラクサス」
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