暁 〜小説投稿サイト〜
この世界はヒーローが大勢いる!
Mows may come to eamest(冗談で言ったことが本物になることがある)
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うものだ。……もうそんな時間はない。急がないと!

 部屋を飛び出し、廊下と階段を走り、ホテルの出口を出たところで急に身体に力が入らなくなり、俺は思わず膝をついた。

 クソッ! 時間がないっていうのに……! それに気のせいか喉がさっきより乾いたような気が……いや、そんなことはいい。早くタクシーをつかまえて仗助の家に行かないと……、


『タクシーよりも我に乗った方が速いぞ』


 何だ今の聞き覚えのない声は? 声がした方を見るとそこには……、


 モンスターハンター4で恐らく俺がもっとも多く戦ったモンスター「ブラキディオス」が俺を見下ろしていた。


 ……えっ? 何でブラキディオスがここにいるんだ? いつからいたんだ?

『何で? いつから? どちらも意味のない質問だ。我はいつでもお前の側にいる。我はそういうものだ』

 俺の疑問に対して、当たり前のように人語を使いこなして答えるブラキディオス。

 待て。その言い方ってもしかして……お前、俺の「スタンド」なのか?
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