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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第1章 『ネコの手も』
第3話 『課長と課長とネコ』
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角
(
かど
)
が取れてくれば、自然とそう呼ぶようになるかと思います。それまでは」と、ヴァイスの時と同様に断った。
そんなことを話している間に、訓練場にたどり着く。
「それじゃあ、今日の早朝訓練、実践型模擬戦やって行こうか」
『はい!』
なのはの挑戦的な笑顔に新人たちは負けじと威勢のいい返事で応えてみせた。
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第3話 『課長と課長とネコ』
「以上、今日は私が収集したけど、午前、午後の訓練のデータ収集をお願いできる?」
「はい。問題ありません」
なのはが新人たちに対して、朝練での良いところ、悪いところ、考えなければならないところを教えている間、データを取るためのインタフェースの使用方法を再度コタロウに確認をとる。
シャリオが彼に教えて素直に感心したのはなかなか物覚えが良いところであった。きちんと自分が説明した内容を把握している。
「それじゃ、今日の早朝練習はこれまで」
『はい! ありがとうございました!』
練習が終わると、糸が切れたように息切れを始め、その辛さを物語っていた。
「それじゃあ、シャワーでも浴びて朝食にしようか」
『はい!』
シャワーを浴びるため、新人たちは宿舎へ足を進めていく。
「それじゃ、なのはさん。私は先にデータだけ置いてきちゃいますね?」
「うん」
「では、食堂で。あ、コタロウ君は皆と一緒にね? 少しでも親睦を深めておいたほうが良いでしょう?」
シャリオは手を振りながら隊舎へと小走りで戻っていった。
「高町一等空尉はどうされるのですか?」
コタロウは彼女の言葉に2つ返事をした後、なのはの方を向く。
「ん? 私も、今取ったデータを私なりにまとめておくよ。午前の練習は朝練の成果を反映させてやりたいからね。コタロウはシャーリーの言ったとおりみんなについていかなくていいの?」
「いえ。フィニーノ一等陸士に『はい』とは答えたものの、私はそもそも汗をかいていませんので」
ああ、それもそうだね。と、なのはは端末を操作しながら返事をする。
「なので、外で待っていようかと思います。しばらく、その操作を見ていても構いませんか?」
うん。大丈夫だよ。と、返事をしながら、端末を操作していく。
なのはは先ほどの練習をもう一度、ダイジェストの感覚で動画データを各角度から眺め、そこで新人たちに話した考えるべき場面について自分なりの教導内容をその動画の横にコメントをしていった。時々レイジング・ハートに話しかけ、午前のトレーニング内容を何度か確認する。
教導官は普段であればこのよう
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