暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第1章 『ネコの手も』
第3話 『課長と課長とネコ』
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のだから、当たり前か。と、納得し、時期をみてまた着ればよいと考え、今の服装でいる。
「ところで、その腰の傘は……」
「はい。私のストレージデバイスです」
それはどうみても傘にしか見えない。目立つものがあるとすれば、柄が曲がっていないことと、生地が少し厚いくらいである。
「自作、だよね」
「はい。作成は2年くらいで、その後、少しずつ調整をしています」
「時間があったらじっくりみたいけど、今は新人たちのがあるしなぁ」
独り言らしいが、そうは聞こえなかった。
そんなことを話している間に、集合場所にたどり着く。
「おはよう、みんな」
『おはようございます』
丁度、高町なのは一等空尉、新人たちも集まったようである。
「おはよう」
「おはようございます」
シャリオ、コタロウも挨拶をする。
「えと、では始めに、一日遅れだけど私と同じくメカニックを1人紹介します」
彼はぴしりと敬礼をとり、
「コタロウ・カギネ三等陸士です。至らぬ点があるか思いますが、どうぞよろしくお願いします」
彼の挨拶の後、これから生活の一部になるであろう早朝訓練を始めるために訓練場へと足を運ぶ
彼女スバル・ナカジマは訓練場に向かう間に自分も自己紹介しなければと思い口を開く。
「私、スバル・ナカジマ二等陸士。よろしくね、コタロウ」
「エリオ・モンディアル三等陸士です。よろしくお願いします、コタロウさん」
「キャロ・ル・ルシエ三等陸士です。よろしくお願いします」
「んで、あっちの――」
「ティアナ・ランスターよ」
新人たちはスバルの挨拶を皮切りにそれぞれ一様に挨拶をする。全員、どうやら昨日初日の訓練の疲れは残ってはいないようで、どちらかというと、『今日も頑張るぞ』という気力に満ちていた。
「はい。よろしくお願いします」
これはこの課の特性なのか、それともその様な気質の持ち主が多いのかはわからないが、『自分のことは名前で呼んでも構わない』と言う――ティアナを除く――人が多い。現に、もうコタロウを呼ぶ時はファースト・ネームで呼んでいる。
「コタロウのその腰に下げている傘はデバイスなのかな」
なのはもそれに準じている――これはティアナも含む。
「はい。高町一等空尉とは違い、ストレージデバイスです」
「へぇ」
しかし、コタロウ自身は相手のことをファースト・ネームでは呼ばず、階級呼称を付与して呼んだ。これには皆、先ほどのシャリオ同様、多少不満顔――ティアナを除く――で、スバルは一番に「スバルで構わない」と、再度念を押すが、彼は「これは癖や習慣と同じ様に染み付いているものなので、
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