暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第1章 『ネコの手も』
第2話 『彼女たちの疑問』
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ぁ。このヘリ結構新型なんじゃない?」
フェイトが感嘆して声を上げる。
「JF-704式。一昨年から武装隊で採用され始めた新鋭機です。機動力や積載能力も一級品すよ。こんな機体に乗れるってなぁ。パイロットとしちゃあ幸せでしてねぇ」
ヘリについての解説はパイロットながら、とても楽しそうに話す。
「ヴァイス陸曹!」
「はい?」
その最中にリインが割って入る。
「ヴァイス陸曹はみんなの命を乗せる乗り物のパイロットなんですから、ちゃあんとしてないとダメですよ」
すっと指を相手に向けて注意するリインに、ヴァイスは当然! と、言うように手を振り上げ
「へいへい。分かってまさぁね、リイン曹長」
「コタロウさんはヴァイス君とは話せましたか? というより、新品のメカニックスーツありますよ?」
はやては自分と同じくらいの身長のコタロウに話しかける。
「はい。気さくな良い方です」
「コタロウさん。そう言う割りには言葉遣い、堅苦しいっすよね」
「一種の局にいる癖のようなものです」
彼は変わらずの寝ぼけ目で応える。
5人はヘリに乗り込むと、はやては首都クラナガン、フェイトは中央管理局までと行き先を指示し、飛び立っていった。
△▽△▽△▽△▽△▽
「そういえば、コタロウさん。さっきの話の続き何すけど」
「はい」
「その、電磁……」
「電磁算気器子部工機課?」
「そうです。その課って何するところなんすか?」
「すごい名前ですぅ」
「私も気になっとったんや。その課」
「聞いたこと無い課だね」
一様に感想を漏らす。
「んー。課の紹介上での目的は『時空管理局陸上における電磁、電算、電気、電器、電子部品を担う部であり、工機課はさらに工業生産部品、主に管理世界に存在する質量兵器の調査、検証を行う課』ですね」
「え、えーと。つまり?」
「簡単に言うと、時空管理局上の機器類の修理を行う課ですね」
「はー、なんかすごい課すねぇ」
「いやいや。今はそれぞれの課、隊には専門のメカニックがいるでしょう? 今は仕事は少なくなっているよ。さっきも言ったけど知名度が低いから」
「せやけど、多くの機器類を修理するのって相応の資格がいるやろ? 書類みましたけど、書かれてなかったんやけど……」
あー、そうだ。と、思い出したように、コタロウははやての方を向き、
「これを」
小さなチップを取り出す。
「書こうとしたのですが、時間が無かったもので」
(ものぐささんなんやろうか?)
「申し訳ありませんが、今追記してもよろしいでしょうか?」
「ん。それなら、リイン」
「は
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