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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第222話】
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、ね? ……何だかヒルトの事、自然と目で追っちゃうから……。 い、言わせないでよヒルト……。 僕、恥ずかしいよぉ……」
両手で顔を覆う様に隠すシャル。
耳が真っ赤に染まっている為、顔も同じように染まっているのがわかる。
「ははっ、悪かったなシャル。 ……まあ、さっきの言ってたのは多分俺が原因だろうな。 ……理由は言わないが」
「……ふぅん? ……じゃあ、僕も理由は聞かないよ。 ……聞いちゃうと、ヤキモチ妬くもん」
そう言ってシャルはジト目で見つめてくるが、スッと立ち上がると俺の隣に腰掛けて、俺の肩に頭を預ける様に乗せた。
「……そういえば、僕……まだちゃんとヒルトに告白してないよね? ……何だか、キスばかり先行しちゃってた気がする……」
「う? ……ま、まぁ確かにちゃんと告白されてないが――」
「ん……。 ならちゃんと告白する。 ……ヒルトと出会って、まだ二ヶ月と少ししかたってないけど……。 ……実を言うとね? 僕、最初は一夏の事が気になってたの。 ほら、やっぱりブリュンヒルデの弟で二番目とはいえ、男のIS操縦者だし……。 【あの人】にも、織斑一夏に優先して接触しろって命令されてたから……。 まあ、命令とは別に僕も彼には興味があったから」
肩に頭を乗せながら言うその言葉は、何だか申し訳ない様な雰囲気を感じた。
「……でも、直ぐに僕の考えは払拭されちゃったかな? ……その、ヒルトと一緒の部屋になった時に言ってたでしょ? 朝は早朝トレーニングしてるって。 ……最初はまさかと思ったけど、その次の日にはちゃんと起きてトレーニングに出掛けてたから……。 それに、率先して夕方のトレーニングに向かうその姿に、少し好感を持ったんだよ」
「……あの頃は空は飛べないし、身体能力も平均男子高校生ぐらいしかなかったからな。 ……四月に始めた頃は、吐きながら無理矢理身体を苛めてたよ。 ……身体を鍛えるのに意味はないって、セシリアには言われた事があるが最初のクラス代表決定戦で体力の無さを痛感したからな」
実際、あの頃と今を比べると持久力は遥かに上がったと思う。
「……話、少しそれちゃったけど。 ――それから僕の中で、ヒルトに対する見方が変わってきて――女の子だってバレた時も、僕の力になってくれるって言った時も、凄く嬉しくて……気付いたら、僕は君の事が――好きになってたんだよ?」
そう言って、シャルは立ち上がると正面から抱きついてきた。
突然の行為に、びっくりしつつも俺はさらさらの金髪を撫でて――。
「……そっか……。 俺にとっては普通の事をしてたんだけど……シャルにとっては特別な事だったんだな」
「……うん。 ……今は気持ちを伝えら
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