YES!ウサギが呼びました! 前編
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ちろん、同意しますよ〜」
私がそう言った瞬間、プリムちゃんが青い炎を放ってきました。
「ふう・・・悪いけど、卑怯だとは言わせないよ?ルールはちゃんと、」
「ええ、ちゃんと、同意したら開始、とありましたから何も言いませんよ?」
私はそう言って右腕を炎に向け・・・当たった瞬間、全て消えます。
「な、地獄の炎が、消えた・・・?」
「さて、どうでしょ〜う?」
まあ、私も初めて使ったときには少し驚きましたけど・・・もう大して驚きはないですね〜。
「へえ・・・だったら、こんな感じはどう!?」
プリムちゃんは私のこれが右腕によるものと考えたのか、両サイドから青い炎を放ってきました。
そうやってすぐに発想を生み出せるのは大きいですけど・・・
「残念ながら、ハズレで〜す」
私は両腕を広げて青い炎に触れて、全て取り込みます。
「・・・消す、じゃなくて・・・取り込んだ!?」
「はい、せいか〜い!よくできました〜!」
私はそう言いながら袖をめくって、真っ白な腕を見せます。
「・・・?何で急に袖なんてめくってるのよ?」
「まあまあ、少しみてれば分かりますから〜」
そして腕に意識を向けて・・・そこに、炎の中に立つ少女の刻印を出します。
「それ、一体・・・」
「これですかぁ?多分、見てもらったほうがいいと思いますので・・・」
そして、腕をプリムちゃんに向けて・・・青い炎を放ちます。
「わ、これって・・・」
「理解できました〜?これが私のギフトです〜」
私はそう言いながら、箱庭に来る前の一悶着の際に貰ったライトピンクのギフトカードを取り出し、プリムちゃんに見せます。
朱羽葵・ギフトネーム“検索失敗”“空間倉庫”“天使長のロザリオ”
「な・・・全知であるギフトカード、ラプラスの紙片がエラーを出すなんて・・・」
「さあ?ただ検索に失敗しただけ、かも知れませんよ〜」
まあ、こちらの方が都合はいいんですけどね〜。他人に値札張られたくないですし、名前が出てるのは物置と十字架だけで、これなら判断できそうにもないですから〜。
「というか、何で箱庭に来たばっかりのアンタがギフトカードを持ってるのよ・・・」
「知り合いに貰いました〜。それより、後二回の試練はいいんですか〜?」
「あ・・・よ、よくないわよ!」
そんなこと忘れていたらしいプリムちゃんは顔を真っ赤にしながら、私から離れました。
あの顔、もう一回みたいですね〜。
「でも、地獄の炎は効かないみたいだし・・・これなら!?」
プリムちゃんはなにやら黒いもやもや・・・瘴気でしょうか?を放ってきました
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ