第十五話 幽霊学校
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、クエストに行ったら、嫌な事も吹っ飛んじまうぜっ!」
ハ「あい。ルーシィはいつもクエストでストレス発散してるよ。」
ル「変な事言うなぁっ!シン、信じちゃダメだからねっ!」
この三人(二人&一匹)の漫才を見ていると、不思議と自然に笑みが零れる。それは俺だけではない。傍にいたグレイもエルザも、ウェンディもシャルルも。このギルドにいると、悲しみなんかアホらしく思えてくる。俺がルーシィと出会って、妖精の尻尾に加入したのは偶然だけど、妖精の尻尾に、妖精の尻尾の魔道士達に会えたのは、『運命』だったのかも、しれないな。
エ「さっき、依頼板に面白いクエストを見つけたんだ。」
ナ「おしっ!その面白そうなクエストにしようぜっ!行こうぜ、シン!」
シ「おう!」
グ「お。顔色よくなったじゃねぇか。」
ハ「あい。元気出た?」
シャ「今度はラズベリーね。」
ル「な、何でベリーなの・・・?」
ウェ「無理しないで下さいね。」
まだ俺の心には悲しみがしがみ付いているけど、そんな悲しみは、俺の仲間が、俺のもう一つの家族が封じてくれる。俺は最強チームの皆と一緒にギルドを飛び出した。
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『ここから少しだけ、マカロフ目線とマカロフの過去のお話でいきます。』
わしはナツ達と一緒にクエストに出かけたシンの後ろ姿を見つめる。何度見ても、シグレにそっくりじゃわい。わしはシンの後ろ姿を見ながら、四十年くらい前にしたシグレとの約束を思い出す。
シグ『マカロフ、俺はこのギルドに数ヶ月しかいられねぇ。』
若マ『はっ?何でだよ?』
シグ『このギルドでの生活は、俺にとって最後の楽しみだからだ。』
若マ『はっ?』
シグ『俺の『生命』と『人生』は、『ある男』に授けるんだ。』
若マ『『ある男』って、誰だよ?』
シグ『分からねぇ。いや、俺には分かる事が出来ねぇ。』
若マ『はっ?』
シグ『でも、マカロフには、もしかしたら分かる時が来るかもしれねぇな。』
若マ『な、何でお前じゃなくて、俺何だよ?』
シグ『さぁな。』
若マ『はっ?』
シグ『もしかしたら、マカロフじゃなくて、このギルドにいる誰かかもしれねぇし、赤の他人かもしれねぇ。俺だって、本当はその男に会って見たいさ。自分自身の目でな。でも、それが出来ねぇんだ。』
若マ『何
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