俺と入学と候補生!
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Sを習うのは、まだ我慢できますわ……しかし!!ただ物珍しい理由だけで代表を選ばれたのでは、こんな島国の考え方に頭を痛めますわ!」
ーーその言葉は日本に喧嘩売ってんだろうな?
現にその言葉で日本人は少し苛ついた。
セシリアの言い分はまだ続いた。
「こんな極東の地にいることだけでも甚だ不本意だというのに」
ーーもう、我慢出来ねぇ……!
「料理が不味いNo.1の国に言われたくないな!」
俺が何かを言う前に一夏が先に言ってしまった。
「私の国を侮辱するのですか!?」
「最初にしてきたのはテメェの方からだろうが、ほんとに代表候補生なのか?って言うより、自分で立候補すれば良いだけの話だろ?」
俺も一夏の後に続いて思ったことを言う。
「!!フンッ、何と口が汚い方たちかしら。一度、親の顔が見てみたいものですわ」
ーー……………うん
俺はその言葉を聞いて、あの景色を思い出した。
だんだんと冷たくなる親父の体を…………
「ハハハハハ!!!」
「な、なんですの?」
セシリアは俺のいきなりの笑いに戸惑いながら聞いてきた。
「お前だけは…………許せねぇ!!」
俺は袖から鋏を出しセシリアの顔に向けて、投げた。
鋏は、セシリアの頬を少し切り、後ろの壁に刺さった。
「何をするでs「吹き飛べェ!」!!?」
言い切るより先にセシリアまで一気に近づき壁に加減をして叩きつけた。
「おい!一輝!どうしたんだよ!?」
「一夏……俺はあいつを殺す!!」
俺はセシリアに近づき、首をつかんで持ち上げた。
「や、止め「くたばr」」
「止めろ!」
スパァンッッ!!
俺はゆっくりと後ろを見ると、出席簿を持った千冬さんがいた。
「……くそッ」
俺は手を離し、千冬さんの方を睨んだ。
足元にはセシリアが荒い呼吸をしている。
「……どういうつもりだ」
「それはこちらの台詞だ、貴様、今何をするつもりだった?」
千冬さんから漏れている殺気で他の生徒達は誰一人として喋れない。
ただ一人……俺だけは
「私刑?」
その言葉を聞いて、千冬さんは
「それで人を殺そうとするな、次にしたら………私が相手になると思え」
「…………ハイハイ、わかりましたよ、了解ですよ、オーダーには従いますよ」
そのまま自分の席まで戻って、腕を組んで眠ることにした。
その後の話で、俺と一夏、セシリアが一騎討ちで代表候補を決めることになったらしい。
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