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蘇生してチート手に入れたのに執事になりました
流行語と天然と手榴弾には気をつけろ
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麗さんが、反対側にいた俺らに手榴弾を転がしてくる。

「「えええええええ!!!」」

女性と言っても流石は女性SP隊長。あれよあれよと危なっかしく手榴弾は、しかし確実に宏助たちの元へやってくる。

ゴロゴロゴロゴロゴロ・・・・・・・

「ちょっとマてぇい!不意打ちか!不意打ちなのかッ!」

慌てる宏助に対して、真は冷静だ。

「慌てるな。冷静に物事を考えろ。こういう場合麗は、「この手榴弾実は手製でドッキリなの!」とか言って・・・・」

「よく分かっているじゃない真。本物はこっち・・・・」

麗が懐から手榴弾の本物(危ないだろ)を出そうとしたところでうっかり落としてしまう。

「「「あ」・・・(笑)」・・・いや笑ったの誰だ今ッ!」

ドカッ!ボフン!

「「「・・・・?」・・・(残念)」・・・おい、誰だ残念がってる奴ッ!」

なんと本物と言って出した手榴弾は地面に当たるやすぐに白い粉を周囲に撒き散らした。

(小麦粉か・・・。待てよ・・あっちがドッキリってことは・・・つまり・・・・)

「・・・・いつもドッキリとか言っておいてあの天然ぶりで、何かをやらかすのが麗だ(涙)」

「あら、良く分かってるじゃない・・・(汗)」

「・・・・アンタら夫婦の命がけ漫才に俺を巻き込むなぁッ!」

素早く転がってきた手榴弾を回収。手の中握りつぶす。

ドッカアアアァアアアアアン!

「・・・・・・なんで俺ばっかり集中砲火・・・・」

「「・・・・すまん(すみません)・・・・・」」

握りつぶされた手榴弾は最後の報復として俺に対しての小規模爆発を仕掛けてきた。









「麗さん・・・・大変ですッ!」

「ああ・・・、よく分かったわね」

「・・・ッてアンタ今度はなにやらかしたんですか!宏助さん、服ボロボロのうえに黒こげじゃないですかッ!」

「安心しろ。死んでないから」

「てめぇそういう問題じゃねぇよッ!」

「だから、床の焦げあと修正してるじゃないですか〜」

「当たり前だろ!」

「・・・・・」

最早真にも多少冷たい視線を浴びている麗である。

「そうではなくてですね・・・・・実は神条総帥から緊急収集命令のfaxが届きました」

「「いや。それ先に言え(いいなさい)よ!」」

「・・・・・・(おいッ!)」


もう、真と麗さんの夫婦漫才に突っ込むのは飽きた。伝えに来たSPも慣れているのかスルーである。

「どういう収集命令なの?」

やっと冷静になった麗さん(おせえよ)が質問する。

「それが・・・・明さんと必ず別邸で雇っているSP全員を連れて来い、だそうです。

宏助さん、真さん、捕らえた死
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