『第九話』
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てきたような気がしたので一応心の中で励ましておいた
「あはは・・・えっと・・それでね、なんだかあの子飼いフェレットじゃ無いみたいだったから、家で飼う事になったの」
続いて家で飼う事を話すと二人はまた喜び、名前は決まってるか、決まって無いなら名前を付けないと、と話し合う。
「そうなんだ〜」
「名前付けてあげなきゃ、もう決めてるの?」
「うん、ユーノ君って名前」
「ユーノ君?」
「うん、ユーノ君」
「へぇ〜いい名前だね」
フェレットに『ユーノ』と名前を付けたと言うことはあのフェレットの名前はもともとユーノだということだろう
笑いあう三人、これだけ自分の名前で盛り上がるとそのユーノとやらが知ったらどう思うだろう? 授業が始まるまでの時間、俺はそんな事を考えていた・・・
昼休み。教室から出ようとしたところをバニングスに見つかり、そのまま屋上に連行された。
「・・・またあの時間が繰り返されるのか」
このあと起こるであろう日常になりつつある逃走劇に、軽く鬱る・・・。
「なにそんなに疲れた顔してんのよ。アンタは嫌なの? そんなに私達と一緒にご飯を食べたくないの?」
怒ったかと思うと次の瞬間には悲しそうな顔をするアリサ。なのはとすずかも同じような顔をしている。
「いや、こうしていつも誘ってくれる三人にはとても感謝してる。実際こうして大勢でご飯を食べるのは楽しいしな。ただ・・・この後待っているであろう展開に気分が落ち込むのも確かだ・・・」
最近までは極力関わりたくなかったが、なんだかんだで俺を気にかけてくれている三人には本当に感謝している。俺が答えると、また三人の顔が明るくなった。
「そ、そう? ならいいわ。・・・そういえば、来週の週末にすずかの家でお茶会をするつもりなんだけどアンタも来ない?」
「お茶会?」
「そ、お茶会。アンタすずかの家に行ったことないでしょう? こういう機会でもないとアンタ行きそうにないし、どうかと思ってね」
「あ、それはいいね。拓斗君どうかな?」
「高町も行くのか?」
「うん!」
そういえばバニングスもそうだが月村の家には行った事なかったな。気になること(・・・・・・)もあるし行ってもいいか
「わかった、ぜひ参加させてほしい。月村の家族にも挨拶しておきたいしな」
「ふぇ///!?」ボッ)
「月村?どうした?」
月村がいきなり顔を赤くした。風邪か?
「あ、アンタ何言ってるのよ!?」
「は?だからどうしたって……」
「そのまえだよそのまえ!!」
バニングスと高町が月村程では
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