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『八神はやて』は舞い降りた
序章 手を取り合って
第3話 闇の書より愛をこめて
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――――なお、このイレギュラーの発生は、時空管理局によって、把握されており。後年の「闇の書事件の終焉」を判断する根拠となった。


「世界」を越えた影響か、異質な力によってか、奇跡のように防衛プログラムのバグが修復された。
 復活した「夜天の書」――闇の書の正式名称――は、この世界で1人しか存在しない主に相応しい少女――の元に転移した。


 幾年かの時を経て魔力の充填が終り、起動する寸前。
 主の危機を察知した書は、主を守るために力を発動した。
 駆けつけた守護騎士たちは、たちまち敵を打ち倒す。
 少女の嗚咽と慟哭が響く中、騎士たちは出会い――――家族になった。


 この日、少女――八神はやては、夜天の王となる。


 世界の異分子にして異端。
 少女と騎士たちの前に、如何なる運命が待ち受けているのだろうか。
 八神家を巻き込み、歴史は歩みだす。

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