クラス代表戦 最悪の乱入
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殊な力も与えてしまったようだ』
「……その言葉を話を聞いただけで頭が痛いな……」
キョウスケはさり気無く、管制室から出て廊下を歩きながら零夜の話を聞く。
【特殊能力】本来人間が持ちえない能力を纏めた総称だ。身体を巨大化させる能力、魔術を扱う能力、不老不死、上げればきりが無いが、様々な能力が存在する。神殺しの能力もこの特殊能力に入れられている。解りやすく言うのであればチート能力である。転生者は転生資格を得る際に、特殊能力か特殊能力を宿したアイテムをどちらを得るか選択する事が出来る。が、基本的にはどんな能力、アイテムを手に入れる事が出来るかは運次第。
「それで……一体どんな能力を手に入れているんだ?」
『それが、色々と面倒な能力でな。転生者、阿部 隆徳が手に入れた能力は【この世全ての真理】だ』
それを聞いた時、キョウスケは頭を抱えた。
【この世全ての真理】
特Aクラスのチート能力。この能力は宿しているだけであらゆる物の答え、真理を知る事が出来る。これだけではどんな能力か解り難いだろう。
例えばここに、巨大な岩があるとする。それを破壊しろと言われたらどうするだろうか?人は思考するだろう。しかしこの能力があれば、答えを一瞬で知る事が出来る。どんなに困難な問題だろうが、一瞬で解決策を知る事が出来る。それだけではない、全ての真理を知る事が出来る、これはあらゆる手段を実行出来るのと同意義になる。
全てを壊す魔術、神になる方法、死者を蘇らせる方法。考えるだけで恐ろしくなる
「………あの下級神、殺した方が良くないか」
『奇遇だな、私の君と同じ考えだ。だがまずはその転生者を捕らえ、能力を回収する事が先決だ』
「だが中々レーダーに掛からなくてな…」
『ふぅん…ではどうするか』
どうすればいいか零夜と協議していると、突如、巨大すぎる爆音が響き渡った。キョウスケは大急ぎで爆音の発生源に向かった。
「零夜、どうやら悩みが一つ解決したようだ」
『何故?』
「今、学園に、不正転生者が現れた!」
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