暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
A's〜オリジナル 日常編
48話:皆でお花見
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を気をつけろというのか?

「クロノ君、スパイス入れるよ〜」
「わかった」

肉を切りながら野菜を炒める様子を見ていたエイミィさんが、頃合いを計って用意していたスパイスを入れる。

すると、十分に離れていた筈のクロノがいきなりせき込み始めた。

「あ、ごめんクロノ君!スパイス飛んだ?」
「い、いや違う…最近少し、喉の調子がおかしくて……ゲホッ、ゲホッ」
「調子が悪い…となるとやっぱり、声変わりか」
「あぁ、そうか……」

いくら管理局で執務官を張るクロノとて、十四歳(今年で十五)の人間だ。体の成長を感じられてくるのも、人間として必然だ。

「少し背も伸びてきたし、もう十五歳だもんね〜」
「未だにちっこいが」
「一言余計だ」
「ま、早いとこ身長で私を追い抜いて頂戴な」
「そうなる予定だよ」
「がんばって育ってね。立派に育ったら、私の旦那さん候補にしてあげるから」
「そんな重大事項を身内で済まそうとするな。足を使ってちゃんと探せ」
「クロノ君可愛くな〜い」
「昔からだし、これからもずっと、可愛くなるつもりはない訳だが」
「ま…そういうところが可愛くもあるんだけどね」
「不本意だ」

とまぁ、ここまでの一連の流れを見てしまった感想を一つ……

「どぅぇきてる〜」
「何故巻き舌にした…」

いやもう、なんかねぇ……

「それじゃフィニッシュ、火入れるよ!」
「火を入れる…?」
「ま、待て。ちょっと、速くないか!?」
「えぇい!料理は勢い!行くよ…!」

そう言ってエイミィさんが取り出したのは……酒。
それを鉄板の上に構え―――注ぎ込む。

「ファイアァァーーー!!」
「うわぁぁぁ!」
「のぉぉぉ!?」

立ち上がる火に照らされ、大きな声を上げて驚く俺とクロノ。

結果、俺の料理の方にも上手く熱がきて上手い具合に出来上がってくれたりもした。








その後、アルフに出来上がった料理を提供したり(本人は野菜が入っていたことに不満げだったが)、今後関わってくるであろう管理局関連の人達を見かけたので軽く話たり、酔っぱらったレティ提督(本人は否定)の暴走を止めにかかったり……

色々苦労もあったりしたが、今回の本題である花見……初めの方で話にでた『特等席』へと向かい、なのは達だけの六人で花見をした。写真もいい具合のものを撮れた。

でまぁ…色々と時間は過ぎていき、

『さて〜、それでは。宴もたけなわではございますが…』
『日も落ちてまいりましたし…既に夢の国へと旅立たれてる方も少なからずいらっしゃるようですので…』
『ここらで、お開きにしたいと思いま〜す!』
『それでは、さっきのくじ引きで配置された通り、片付けとごみ分別の分担をお願いし
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