暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
A's〜オリジナル 日常編
48話:皆でお花見
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「ん〜っと…じゃあ今週末とか、皆予定はどう?場所は、いつものところを私が抑えられるんだけど…」
「え〜っと…土曜日なら一日OK!」
「同じく!」
「私は土、日OK!」
「じゃあ四人は決定ね。あとは士君なんだけど…」
とすずかが言いながら、士が寝ている筈の彼の席がある方向へ振り向こうとすると……
「俺は土曜は空いてるぞ」
「「「「ひゃぁあっ!?」」」」
当に士はすぐ近くまでやってきていた。それが四人にはいきなり現れたように見えて、思わず驚いてしまった。
「なんだ、お化けでも見たように驚きやがって…」
「つ、士!あんたいつの間に起きて…!?」
「お前が、酒が云々言ってた時だったか?」
「なんで疑問形…」
「ほんと、気づけなかった…」
四人共胸を撫で下ろすように安心する。
それを見た士は少し不満げにしていた。
「じゃ、じゃあ五人は決定という事で……場所は余裕あるから、各自でお誘い合わせの上でってことで」
「「「おぉ〜!」」」
「じゃあ早速、心当たりにお電話を…」
「私も!」
「クロノ、電話繋がるかな…?」
「パパにメールしとこ!」
そう言ってそれぞれ携帯を取り出し、連絡をし始める中、士は頭を掻きながら自分の席に戻っていく。
それを見たアリサは、不思議に思って士に尋ねてみた。
「士は誰かに連絡しなくていいの?」
「ん〜?まぁ管理局側はフェイトやなのはが回せばいいし、はやてはすずかがやってるだろうし。俺個人の方も連絡しても、管理局関連が来るんだったらアウトだからな」
ふ〜ん、と言いながら、アリサは一つの考えに辿り着き、笑みを零す。
「あんた、意外とボッチなのね」
「ふざけんじゃねぇぞ…!」
そして翌日。
今日はいよいよ、はやてが復学してくる日だ。
教室ではなのは達がわくわくしながら待っていて、それを後ろの方から眺めていた士は小さく微笑んでいた。
「は〜い、おはようございます!今日は皆さんに、新しいお友達を紹介しようと思いま〜す」
そこへ扉を開けて入ってきた先生が、笑顔を振りまきながら言う。
すると教室にいるクラスメイトは歓喜の声を上げ、席が隣の人と転校生の話をし始めた。
「先生!その転校生って、男の子ですか?それとも…」
「ふふ、今回は可愛い女の子よ♪」
『『『『『いぃよっしゃぁぁぁぁぁぁぁ!!』』』』』
先生の一言に、クラスの男子のほとんどが歓喜の叫び声を上げる。それにはさすがに他の生徒も耳を塞ぎ、先生も苦笑いを浮かべる。
『遂に俺達にも春がやってきたぞー!』
『四大美少女は既に士の手にかかって
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