第T章:剣の世界の魔法使い
心意
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が、曲がった。そして、狙うのはコクライがつけた鎧の傷跡――――
「何!?」
「りゃぁぁっ!!」
キリトの左手の剣が、右手の剣が、それぞれつきこまれる。
しかし、ヒースクリフも負けてはいない。漆黒のオーラを纏って、キリトの攻撃を迎え撃とうとする。
だが。その時。
『おぉおぉぉ……』
『いやぁぁあああ……』
『うわぁああああ……』
「な……!?」
ヒースクリフの表情が驚愕に歪められる。ヒースクリフの纏っていた闇が、彼を覆い隠していく。
「馬鹿な!何だこれは!やめろ!!やめろ――――!!」
どぷん、という音と共に、ヒースクリフが闇に飲み込まれる。彼を飲み込んだ闇がぐにぐにと姿を変えていく。
そして。
闇が爆発する。漆黒の翼が広げられ、渦巻く憎悪で染められた眼が開く。闇しか見えない咢をいっぱいに開き、《ソレ》は吠える。
『ルォオオオオオオ――――――――――』
「なんだ、あれは……」
誰かが呟くのが、聞こえた。
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