第一層攻略会議
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で。それがなんや」
エ「このガイドブックを配布していたのは元ベータテスター達だ」
その瞬間、プレイヤー達が一斉にざわめつく。そしてエギルは視線を集団に向ける
エ「いいか、誰にでも情報はあったんだ。なのに、たくさんのプレイヤーが死んだ。その理由は彼らがベテランのMMOプレイヤーだったからだと俺は考える。ついさっき、カリトが言ったようにこの〈SAO〉を他のタイトルと同じ物差しで計り、引くべきポイントを間違った。だが今はその責任を追求している場合じゃない。俺達自身がそうなるかどうか、それがこの会議で左右されると、俺は思っているんだがな」
最後はエギルが簡潔にまとめ、プレイヤー達から拍手があがる。キバオウもさすがに諦めたようで、フンと鼻を鳴らしながら、近くの段差に座る。俺もモーラン達の方に戻る
カ「思いっきり言ったねぇ、カリト」
カ「別に。俺は思ってた事を言っただけだ」
レ「私達にはそんな風には見えなかったけど?」
モ「完全に誰かをかばうように言ってたような気が(バコッ)痛ぁ!!」
二人はいいとして、モーランの発言には少しイラッときたので軽く頬を殴った
それから会議が再開される。俺達が相手をするのは〈イルファング・ザ・コボルドロード〉というモンスターでもう一つは取り巻きの〈ルインコボルド・センチネル〉が出るという。金は自動均等、アイテムはゲットした人のものという単純なルールだった
デ「それじゃ、明日の10時に出発する。では、解散!!」
会議が終わり、もう夕方になっていた。腹も減ってきたのでキリトとフードのやつでも誘って親睦会をしながら飯でも食うかな
カ「キリト。良いレストラン見つけたんだが俺達と行かねーか?」
キ「ああ、いいよ」
カ「そっちのフードの女性さんは?」
?「………私はいい」
フードは短い返事と共にさっさと立ち去って行く。残念だがそうはイカナイヨ
カ「カナミ、レイア。あいつを捕えろ」
カレ「「ラジャー」」
二人は素早い速さでフードを捕え、連れてくる。身動きがとれないようレイアがしっかり腕を拘束していた
カ「んじゃ、行きますか」
カレモ「「「お─────!!」」」
キ?「「……………」」
二人は乗り気じゃなかったが、俺達は最近行きつけのレストランへと向かっていった
着いたのは看板には〈アイルーキッチン〉と書かれており、中に入るとそこにはコックのスーツを着ている獣人族のアイルー達がせっせとキッチンで料理を作っていた
ア「いらっしゃいませニャ!ご注文は何かニャ?」
小さいわりに元気な声と共に銀のトレイに乗せているお冷とメニュー表を俺達に渡す。乗り気じゃなかったキリトとフードはアイルーの可愛らしさに少し魅了されていた
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