スーパーロボット大戦OG外伝
0492話
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、2機の量産型ゲシュペンストMk-Uがその隙を突く。
……なるほど、さすがにずっと同じメンバーでやって来ただけあってその連携は見事なものだ。
「っと!」
その動きに気を取られていると、その隙を逃すかとばかりにバルトールからの攻撃が集中してくる。全く、少しの余裕くらいもって欲しいんだが……
「なっ!」
振りかぶられたエネルギー・ナイフの一撃を機体各所に設置されているバーニアを噴射して細かく動き、ギリギリで回避。すり抜け様に両肩に装備されているTBGミサイルを発射。さすがにすれ違い様の殆ど零距離から放たれた大量のミサイルを回避出来る筈も無く、その華奢な装甲が破壊されて機体が爆散する。
そして射程距離内にいるバルトールへとストレイト・マシンガンの銃口を向けた時……
「来たか」
ミロンガのレーダーに映った無明が両肩の大型ブースターを全開にして宙域へと突入し、俺の狙っていたバルトールをシシオウブレードで斬り捨てたのだった。
さて、突然の乱入だしヒリュウ改の方に連絡を入れておかないと拙いだろうな。スレイはレオナとの関係で、ムラタはそもそもそんな気遣いが出来ない。つまり残ってるのは俺だけな訳だ。
「ヒリュウ改、聞こえるか。こちらイスルギ重工所属のテストパイロット、ムウ・ラ・フラガだ。今宙域に飛び込んできたガーリオン・カスタムは俺が雇っている傭兵だ。敵ではない。繰り返す。宙域に突入してきたガーリオン・カスタムは敵ではない」
「ふざけるなっ! 味方だって言うんなら顔くらい見せろよな! それにあのガーリオン・カスタムは見覚えがあるぞ! インスペクター事件の時にあたし達を襲ってきた機体じゃねぇか! それをそうやすやすと信じろだと? ふざけるんじゃねぇっ!」
この声はカチーナか。相変わらずの鼻っ柱だ。
「悪いが、こちらは一応極秘任務であり、立場の関係で顔を見せる事は出来無いしガーリオン・カスタムについての情報も開示出来ない。もしどうしても知りたいのならイスルギ重工を通してくれ。通信を終わる」
まだ何かを叫んでいたカチーナをそのままに通信を切り、残り少なくなって来たバルトールへと向けてストレイト・マシンガンの銃口を向けるのだった。
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